今回は、いよいよ最新モデルの登場!
カシオペア3rdのフェイスブックの2014年9月の「試作品が届いた」という記事や、2015年3月の「製作期間2年。やっとできました…」という記事、HPのグッズ紹介文などから、ここに至るまでに相当な試行錯誤があったようです。
今年の夏のツアーからグッズとして販売されていますが、ご本人も使用していることは先日のライブで確認済み(^^)。
まずは大きさですが、サイズは前回のブログで取り上げたYAMAHA製と同じくらい。前回、何気なく「ギブソンやフェンダーのものと比べて…」なんて書いてみたものの、ギターを弾かない方からすればピンとこない表現だよな…と思い、手元にあった100円玉と一緒に写真を撮ってみました(もっとも、ギターを弾かない方からすれば、ここ数回のネタ自体が興味を持っていただけるものでもないような気はしますが…^^;)。
ついでに、我が愛用ピックであるダンロップのデルリン500と、サブ・ピック(?)のJAZZⅢとも並べて撮ってみました。
こうしてみると、やっぱデカいですね(^^)。
実際に持ってみると…野呂さんのピックがこんな感じ。
すごく存在感があります(^^;)
ちなみにデルリン500だと、こんな感じ。
厚さも今までのモデルと同じ1mmなのですが前の2枚ほど硬質な感じはなく、僕が愛用しているデルリン500は0.96ミリなのですが、感触はあまり変わらないかなって感じ。
従来のピックとの決定的な違いは“カド”部分が、かなり丸くなっていること。
再び3枚並べた写真で比べてみると、その違いは明らか。ここまで丸っこいのって、使いまくって削れたもの以外で(^^;)、僕は見たことがないのですが、前述したグッズ紹介文によると、この角度を出すのが相当大変だったようです。
僕がサブとして使用しているジャズⅢと重ねてみると、こんな感じ。
ジャズⅢの先端は一般的なピックと比べてかなり鋭角ではあるのですが、野呂さんのピックの“カド”の丸さがはっきりわかります。
実際の使用感(→僕の独断と偏見)は、音質の面は、ほぼイメージ通りで前の2枚と比べても甘めのサウンドでした。
まったく予想外だったのは、滑らかな弾き心地と音量の変化。
弾き心地の面では「弦にあたる面積が大きい分、もっと引っかかり感があるのかな…」なんて思っていたのですが、これが予想外に滑らかで弾きやすい。この滑らかさは前の2枚にはなかったな…って感じ。
一番驚いたのが音量。普段どおりの力加減で弾いているにも関わらず音量がアップした感じで、弾いた瞬間「あれ?オレってこんな音デカかったっけ?」なんてびっくり(^^)。
ピック自体が大きいので力も伝わりやすいのだとは思うのですが、ここまでのアップ感は前の2枚にはなかったんですよね…。
前述した記事の中で野呂さんが、新しいピックについて「これは画期的だよぉ~」と評価されていたのですが、そういった滑らかさや音量のことを仰っていたのかな…と。
野呂さんのファンだからという面をヌキに、これはホント凄いピック!自身の使用ピックも、これに変えようかな…なんて思いましたもん(^^;)。近所の楽器店で入手できるようなら、本気で乗り換えを考えたかもしれません…。
ピックはギター弾きの個性やサウンド、プレイを支えている重要アイテム。このアイテムに対する野呂さんのこだわりを、しかと感じることができました(^^)。