イベントの趣旨とか、監修された庵野さんのプロフィールや思いといったものはリンク先のHPに任せるとして(^^;)、特撮好きにとっては「たまりませんなぁ~」という展示が目白押し!
展示内容は大きく5つのセクションに分かれているのですが、最初のセクションでは撮影に使用されたミニチュアやデザインパースなどが展示されていました。
僕らの好きなウルトラ関連はもちろん、僕が生まれるずっと前の作品で使用されたものなども丁寧に修復されて展示されており、その精度の素晴らしさやアイデアにはただただ感心させられるばかりでした。
2つ目のセクションでは、目玉企画である特別展会場のみで限定公開される映像作品『巨神兵東京に現る』の放映と、撮影に使用されたミニチュア等の展示が。
「CGを使わない」という今のご時世では超ドMな条件を自らに課して制作された作品なのですが、特撮の素晴らしさや無限の可能性を見せつけられるような作品で、終始圧倒されっぱなしでした。
自分たちのイメージを特撮で表現するために絞り出される“知恵”と、それを実現する“技”の素晴らしさ、先輩達から培ったノウハウへの敬意と、それを超えるための革新を目指す姿が惜しみなく披露されているメイキング映像(同時公開)も一瞬たりとも見逃せない作品で、これらの映像作品を観れただけでも会場まで足を運んだ甲斐があったというものです。
3つ目のセクションは、撮影現場さながらの雰囲気が漂う「特撮美術倉庫」を模した展示。これはもう…この展示会にくる人(=特撮好き)にとっては感動ものの企画ですね(^^)。もう…なんか、「特撮スタッフになりたいわぁぁ~!」なんて思っちゃうもん。ここの展示は特に、子ども達よりも大人の方が盛り上がってる感じでした。
4つ目のセクションでは、特撮に欠かせないミニチュアや着ぐるみなどを制作する“職人技”を垣間見ることができる展示。“モノ”だけじゃなく実際の過程を紹介した映像などもあり、我が息子は食い入るように観ていました(^^)。
展示の最後を締めくくる5つ目のセクションは「ジオラマステージ」。これはもう…圧巻!ここだけ撮影OKだったので、数枚撮ってきました。
ジオラマの中に入れば気分はもう、ウルトラマンです…(^^;)。
主催者である某テレビ局のキャラクターもちゃっかり登場(^^;)。ビルの看板なんかも、うまいこと番宣してましたが、それはそれでリアルな感じでした。
ジオラマのいたるところにいた“謎のキャラクター”。「はて?あれは…?」と思っていたのですが、帰りに息子がその正解を見つけてくれました。
『巨神兵東京に現る』で実際に使われたミニチュア。映像作品で観たときはミニチュアだと思いませんでした…。この精巧さは、ホントすごいわぁぁ…。
同じ展示会場に、ジオラマではありませんが、見慣れたこの“お姿”が…
ウルトラマンの変身モデル。カメラ撮影ポジションからの視覚効果(遠近感)を考慮した通称「グングン人形」と呼ばれるもので、これは映画『超ウルトラ8兄弟』で実際に使用されたものなのだとか。こういう知恵、ホントすごいですね。
企画タイトルにあるとおり、特撮の『技』を存分に堪能できる素晴らしい展示会でした!