司法は生きていた | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

福井地方裁判所が出した「大飯原発再稼動差し止め」を命じた判決が出されたニュース映像で一番印象的だった言葉が、タイトルで使った「司法は生きていた」という言葉。

国家が持つ三つの権力「立法」「行政」「司法」はそれぞれ独立している…という『三権分立』という言葉を学習したのは、小学校の頃でしたか…。

三権分立…国家権力を,立法・行政・司法のそれぞれ独立した機関に担当させ,相互に抑制・均衡をはかることによって,権力の乱用を防ぎ,国民の権利・自由を確保しようとする原理。(大辞林第三版より)

浮世離れした感があり、それを揶揄されることもある「司法」ですが…(^^;)、こと「立法」「行政」に対する“ダメだし”となると、心強い感があります。

ただ政府サイドの判決後のコメントを見聞きすると、その“ダメだし”に対応する気が全然ないというところは、大いに疑問で…なんて書きたいところですが、正直なところ「やっぱり、そういう態度でくるか…」というのが正直な感想。

何せ、何年も前から司法から“ダメだし(違憲又は違憲状態)”を食らっている選挙の格差問題ですら、今だ具体的な改正案を出せない連中ですから…。(しかもこの問題の解決は、前総理と現総理が自分達で血色ばんで「やりましょう!」と国会という公の場で言いきった事案のはず。行政のトップは自分で言ったこともできない方ということか…)

僕自身は以前から表明しているように原発廃止派なので、この判決は素晴らしいと思いますし、今の「再稼働ありき」な風潮の中で、「NO!」を突きつけたその覚悟と決断は尊敬に値するものだと思います。

判決もさることながら、この「司法は生きていた」というフレーズが出てくる背景について、行政・立法サイドは真剣に考えるべきではないかと思います。

「司法は生きていた」…は裏を返せば「行政と立法(行政=内閣、立法=国会ですからつまりは政治家ですよね)は死んだも同然!」という痛烈な批判ですから。




それにしても、この「司法は生きていた」というフレーズ。誰が考えたのかわかりませんが、ごく短いフレーズに強烈なメッセージを込めるセンスは、すごいですね。