もう「いい人」になるのはやめなさい　／　潮凪洋介

気になるタイトルがついたこの本の存在は以前から知っており、「いつか読もう…」「いつか買おう…」と思いつつも「でも、何か微妙にひっかかるんだよな…」なんて感じで、「知ってはいるけど読んでいない」まま…なんて状況で地元の図書館で見つけたので借りて読んでみたのですが…。

「そんなに気にするほどの本でもなかったか…」というのが僕の正直な感想。刺激になった部分もあるにはあったのですが、「いい人に“ならない”ことでこんなふうになるよ」という部分に説得力が感じられなかった。（後半に出てくる恋愛に関する部分に至っては正直「なんじゃ、そりゃ…」なんて苦笑しか出てこない…）

読後に、「読みきった！」という充実感よりも、なんともいえない“疲労感”が残ってしまいました。

「いつか…」という優柔不断な思いというのは、得てして「もっと早く読んでおけば…」なんて後悔したりすることが多いのですが、この本に関して言えば「でも、何か微妙にひっかかるんだよな…」という直感がの方が正しかったようです。

もっとも、このテの主義主張に関する本は賛否両論出るのが当たり前。その内容がしっくりくる人と、そうじゃない人は必ずいるワケで、僕は、たまたま後者の方に該当してしまっただけなのでしょうけど…。

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