先日紹介したVanHalenの新譜と並行してここ数日聴き続けているのが、こちら。
ギタリスト、山本恭司さんプロデュースによる、 六弦心 というコンピレーションもので、参加ミュージシャン達のアレンジ&演奏により、日本の美しい楽曲達の新たな魅力を感じることができるアルバムです。
僕が大好きなギタリスト、野呂一生 さんと天野清継 さんによるギター・デュオ“お気楽ギグ”が参加しているという理由で購入(“お気楽ギグ”としては初のレコーディング作品)。そのほか参加しているギタリストも、その名を聞けばピンとくる…なんて方々ですね。
全10組が参加(収録曲数は11曲)しているのですが、ファンだ…というのを差っぴいても、野呂さん&天野さんのアコギ・デュオ“お気楽ギグ”による「浜辺の歌」は、秀逸!
野呂さんのアレンジにより、ジャジーな雰囲気に仕上がっているのですが、曲が持っている世界観や美しさを尊重しつつ、お二人らしいアダルトかつスリリングな演奏…。この1曲だけをひたすらリピートして聴いても、全然飽きません。リリースが予定されているというお気楽ギグのアルバムへの期待感が、ますます高まりました。
お気楽ギグの「浜辺の歌」と同様、何回聴いても飽きないのが、西慎嗣さんによる「故郷」。ドブロ・ギターを使ったスライド・プレイによるメロディーと、枯れたエレキ・サウンドによるブルージーなソロが、すごく渋くて格好いいんですよね。日本の故郷の景色だけじゃなく、アメリカの田舎の景色(映像でしか観た事ありませんが…)も浮かんでくるような、情緒あふれる不思議な感覚…。西さんというギタリスト、実はCharさんの20周年記念のライブにゲスト出演したのを観たことがある程度の知識しかなかったのですが…、こんな格好いいコトしちゃうギタリストなんだ~と、この1曲で、すっかりファンになっちゃいました(^^;)。
ロック系ギタリストも参加しているのですが、そのアプローチは、ある意味で「予想(期待)とおり」みたいなところがありましたね。エレキ・ギターを使ったアグレッシブなアレンジ&演奏は、好みがかなり分かれるところでしょうけど、エレキ・ギター弾きとしては、「そう演りたくなる気持ちは、よくわかるぞ~ッ!」なんて感じですね(「やりすぎだろ…」と思う部分も多少ありましたが…^^;)。
「それがコンピレーション物の魅力じゃん!」と言われりゃそこまでですが、1枚でいろんな楽しみ方ができて聴き応えのある、素晴らしいアルバムでした。
余談①
ちなみに、先日CDショップに行った目的 は、このアルバムの購入だったのですが、売っておらず…、リリースから3日後にようやく入手しました(だからと言って妥協してVanHalenを購入したわけではありません…^^;)。
余談②
僕が一昨年の秋に結成したギター・デュオ“お気軽GIG
”は、野呂さん&天野さんの“お気楽ギグ”のパクリ…もとい、リスペクト(!)から始めたものです。もちろんご本家とのレベルに雲泥の差がありますが…(^^;;)。相方の五十肩(!)という想定外のハプニングのため、しばしお休みしていたのですが、ようやく回復してきたようで、春にはリハ再開~ライブができるんじゃないかという状況です。