久々の通信講座ネタです。
過去4回、デメリットをひっくり返す的なアプローチをしてきているのですが、ここらで、素直に「通信のメリット」についても考えてみようと思います。
ぶっちゃけ、講義を「情報伝達・コミュニケーション」という観点から考えた場合、生の講義に勝るものはないと思います。通信講座のメリットとか言っておきながら、それかよ!という感じですが、これは大原のオプションでスクーリングしてみて、通信にはない魅力だよな~と素直に思いましたね。
自分が通信をメインに利用してきたので、どうしても通信講座に肩入れしてしまいますが、生の講義は講
師の「言葉(=耳からの情報)」に「身振り手振り」や「板書」といった目からの情報、あと具体的な言葉で表現できないんですけど空気感って言うのかな…、そういった情報が加わるわけですから、例えば大切なポイントはどこか?なんてことが、より適格に伝わる(受ける)というのは事実だと思います。
でも、我が愛しの(大げさ…^^;)通信講座の講義には、別の“強み”があります。その強みは…
「講義が、何回でも聴けること」
通信講座の講義は「カセット(今はもう無いのかな…?)」「CD」「DVD」といった記録媒体で送られてくるので、何回でも再生できますからね。
「何度も聴けるって…当たり前じゃん!」
なんて拍子抜けされそうですけど、これ、ものすごい強みだと思うんですよね。
「質より量」ってわけじゃないですけど、何度も繰り返すことが有効なのは、問題を解くことだけじゃないんですよね。講義も2度、3度と聴くとアタマの中に入ってきますから。
同じ内容の講義でも、時間をあけてもう1度聴いてみると、漠然としていた部分が明確に理解できたりしますから。実は聴き逃していた…なんてことを再発見できたりしますしね。
(余談ですが、一時期、何かを説明するときの自分の話し方が、通信講座の講師の方話し方にそっくりだったことがあります。それに気がついたときは「講義内容じゃなくて話し方かい!」と愕然としちゃいました…^^;)
時間をあけて…と言えば、社労士試験は科目が多いので、ちょいと前にやった科目の記憶が曖昧に…なんてことはよくある話なんですよね。そんなときに、もう1度その科目の講義を聴きなおす…なんてこともできます。
これは僕自身、よ~くやりましたね…。1年目の教材(講義)を、2年目に聴きなおす…なんてこともやりましたから。2年目に経験者向けの「上級講座」を利用したのですが、この講座には基礎部分の講義がなかったので(その分値打ちでしたが)、基礎部分に不安があるものについては1年目の教材をひっぱり出して利用しました。
それ以外にも、これは少々消極的なんですけど…、「ぼ~っとして聞き逃しちまったぃ!」なんてときも、通信の媒体ならスイッチ1つで戻ってくれますね。生の講義で「もう1回お願いします!」なんてのはかなり度胸いりますけど、機械はヤな顔1つせず、希望するところまで戻ってくれますよ(^^;)。こういう使い勝手の良さも強みだと思いますね。
通信講座の利用規約に「媒体の再生は1回のみです」なんて書いていませんからね、利用できるモノは、最大限に利用しましょう!