昨日の演奏の話。
会場は我が家から車で40分程度のところにある本巣市内の某デイ・サービスセンター。
このセンターが創立1周年を迎えたので、利用者さんやそのご家族などを招待してお“記念祭”をやろうという企画でした。
昨日のブログで書いた知人のMさんは、僕が以前勤務していた会社の同僚(年上ですが…)で、現在は介護関係の会社をやっている社長さん。Mさんが、この施設の立ち上げに携わっていた縁で、僕に演奏の打診がありました。実は僕も、この施設の準備に、ほんのささやかですが協力をしてまして…(宣材チラシの原案作成。最終的な仕上げは印刷業界でデザインの経験を持つ義理の妹がやってくれました)。Mさんからのお誘い&間接的(かなり遠いですが)にお手伝いした施設の周年祭ということで、2つ返事でOKさせてもらいました。
唯一不安だったのは、お客さんの年齢層。デイ・サービスの利用者さんとそのご家族ということは、かなり平均年齢が高いので、普段僕が演ってるような音楽(インストもの)が受け入れられるだろうか…という点。ただ、Mさんから「介護施設=演歌or民謡なんてのは固定概念だからさ、もっといろんな音楽を聴いて欲しいんだよね」なんて言葉をかけてもらえたので、普段通り演らせてもらうことにしました。
とはいえ。
「ナンだ?このワケのわからん音楽は…」なんて、お客さんドン引き状態で演奏するのもツライので(^^;)。自分のスタイルを貫きつつ、でもお客さんも引かない感じの選曲で、かつイベントの流れ(自分の出番=イベントのオープニングになること、演奏時間が20分程度であること)を踏まえて決めたセットリストが、こちら。
実際の演奏は、ここから、若干順番を入れ替えました。
①TOKIMEKI
僕が大好きなバンド、カシオペアの曲。イベントのオープニングなので、明るくてノリがあって「どこかで聴いた事があるような…」と思われる曲で、かつ、自分が演り慣れているもの…という条件で選曲。(ちなみに10年くらい前の某お昼の番組内で使われていました…^^;)。ご年配の方には、どうかな~という不安もあったのですが、にこやかに聴いてくれる方が多くて一安心。
②上を向いて歩こう
ご存じ坂本九さんの名曲。世代を超えて受け入れられそうな曲って何だろう…と思ったときに、ふとアタマに浮かんだのが、この曲でした。「お客さんとの距離感が縮まりそうな曲を演ります」なんて前フリをしてから演奏したのですが、反応はまずまずといったところでした。実際に演奏してみて、この曲の素晴らしさを改めて感じましたね…。
③古祭~INISHIE MATSURI~
僕のオリジナル曲。作曲&頻繁(?)に演奏していたのは20代前半の頃なので、人前で演奏するのは十数年ぶりです。この曲、僕自身が非常に気に入っているのと、最近になって、ようやく自分がイメージしている感じの演奏ができるようになったので、今回のセットリストに加えました。
演奏後に「実はオリジナルです」とお話をしたら、会場から「おぉ~!」なんて声が挙がったのは、うれしかったですね(^^)
④見上げてごらん夜の星を
イベント進行上のちょっとしたハプニング(僕の次に演奏する予定だった和太鼓の演奏者が未だ会場に到着していなかった…)があって、急遽ここで演奏しました。最近CMでも使われていたので、老若男女問わず知名度バツグンで反応もよかったです。誰か口ずさんでくれるかも…なんて期待をして選曲したのですが、残念ながら、お一人だけでした(^^;)
⑤Buddy
今年の1月に作った オリジナル曲。ちょいとアップテンポ(この日演奏した中では一番早い)で派手めの曲だったので、受け入れられるか不安があったのですが、ライブの最後はノリよく終わりたいな…と思って選曲しました。手拍子をしてくれる人も出てきて、(お客さんの年齢層相応の)盛り上がりで、終わることができました。
イベントも全体的に終始和やかな雰囲気で終わり、施設の方からは「来年もお祭りを企画するから、ぜひ出演してくださいね」という声をいただくことができました。
初の試みだったので、こちらの思惑どおり行かない部分もありましたが(^^;)、非常に良い経験をさせて頂きました。 きっかけを作ってくれたMさん、施設のスタッフの方、お客様、ありがとうございました!