地元JCが年に数回、「公開例会」を催しているのですが、今回の講師が、不況と言われる外食産業界の中で、好業績を続けている、「餃子の王将」の社長さんということを知り、何かの刺激になるのではないかと思って参加してきました。(ちなみに、外食産業そのものには、特別興味は無いです…)
演題のサブタイトルに「情熱の伝播がもたらした逆転劇」とあったのですが、そのタイトル通り、非常に情熱的な人だったし、情熱的な講演でした。色々な話が出てきたのですが、特に印象的だった言葉を3つ、紹介します。
◆行動の変化は、“意識が変化”しなければ、発生しない。
人の資質を上げることが、大東社長が会社経営において重要視していることなのですが、その資質向上のために必要なこととして、取り上げておられました。
◆“当たり前”は“高度な当たり前”にしなければならない。
「当たり前のことを当たり前に」というのは、よく聞きますが、その当たり前すらレベルを上げよ!という言葉は、刺激的でしたね。
◆“生きた言葉”を発しなければ、人は動かないし、ついてこない。
“生きた言葉”という表現は講演の中でも繰り返し出てきたのですが、僕は“責任のある言葉”“有言実行”という意味だと、とらえました。有言実行の人から言われたら、動かざるをえないもんね…。
もう1つおまけで、これが別の意味でガツンときた言葉…
◆組織は内部から崩壊する。
…そう思います(^^;)。
講演会とは別に、「流石だな~」と思ったのが、講演会終了後に社員(地元店の店長さん)を使って、王将のクーポンを参加者に配布させていたこと。
王将の社長の講演会に参加している以上、その参加者は少なからず王将という会社に興味を持っているわけで、そんな絶好の“PRの場を逃さない”という、経営者として“当たり前のこと”を実践してるんだなぁ…と。
それから、店長を使っていることもポイントですね。
講演の中で何度も「我が社は店長経営(=店長の資質向上が会社の成長に繋がる)」というお話をされていたのですが、そんな社長“ご自慢の”店長が、テキパキと、元気よく、礼儀正しくクーポンを配布している姿は、会社の社員教育の質の高さの証明(=講演の内容に偽りなし)しているわけで。
単に、「講演会に言ったらクーポンもらえちゃった!」という“サプライズ”だけじゃなかったんだろうな…というのは深読みしすぎなのかもしれませんけどね。
クーポンの有無に関係なく、夕食は「餃子の王将」に行こうと思っていたので、講演会が終わった後に近所のお店に行ってきたのですが、どの店員さんも元気でハキハキとした接客していたし、食事も美味しかったです。
「あぁ…やっぱこの会社スゴイわ…」と胃も心も満足して、帰ってきました。