子どもの頃は読書が好きだったのですが、音楽に興味を持った高校の頃からあまり本を読まなくなり、大学に入学してから本屋でバイトをしていたのですが、読む(買う)といえば「マンガ」みたいな状況がしばらく続いていました。
そんな僕が、読書に再び興味を持つきっかけになった作家の作品群がこちら。
景山民夫さんの作品です。
僕の人生で、最初にハマった作家なので、彼の作品は、ほぼ全部持っています。
着眼点が面白いエッセイに、スピード感のある小説…。しばらく活字から離れていた僕にとっては、非常に読みやすかったですね。先日、久々に短編小説を読んだのですが、20年近くたった今でも面白かったです。
最初は読みやすいライトな文章に好感を覚えていたのですが、実はすごく奥が深くて、丁寧に構成されていることに気がついてから、更に好きになりました。
特に彼のエッセイは大好きで、僕の物事に対する考え方は、当時(大学生でした)読んだ彼のエッセイから、相当の影響を受けていると思います(宗教を除く)。
彼の作品を読んだ影響で、伊丹十三さん(これまたエッセイがメチャクチャ面白い!)や広瀬隆さん、中島らもさん、ライアル・ワトソン博士、ジョン・C・リリー博士といった方々の本も、読みましたね…。(「ある作家が作品中で紹介した人の作品を読む」という、このパターンは、今でも続いてます)
彼が生きていたら、今の世相をどんなふうに表現したんだろうなぁ…。