アタマに浮かんだある考え… それは
「この問題は、救済対象になるな…」
というものでした。(本試験受験中に「救済」なんてことを発想することを“不謹慎”だと感じる方もいるのかもしれませんが…)
具体的には、こんなことを考えてました。
①自分の学校(大原)の生徒は、この問題を見るのが初めて。
②大原は実績のある大手学校。
③そんな学校ですらフォローしなかった問題が目の前にある。
④過去にない傾向の問題だから他校もフォローしてないだろう。
⑤だから大半の受験生が今、僕と同じようにパニックになってるはず。
⑥そんな状況なら、平均点は下がるだろう。
⑦選択式で、平均点が下がるということは…
⑧「2点救済」になるだろう。
「そんな推理してる時間があったら問題解けよ!」という話ですけど、こんなことでも考えなきゃ、やってられない心境でしたからねぇ…。
「この問題は絶対2点救済になる!最低2点とれれば大丈夫!」
そう自分に暗示をかけて、この問題は「国語」と「推理」で解くことにして問題を読み返してみたら、B・C・Dの3つなら解けそうだなと。この3つのうち“2つ”だけ確実に取ればOK…「2点救済」に賭けることにしました。
覚悟(2点救済という賭け)を決めたおかげで、イライラや焦りは少しだけ収まりました。
そのおかげで視野が広がったんでしょうか…次の科目(健康保険)の問題がちらっと目に入って、社一の問題から一旦離れることにしたんです。
自分が持つ“知識”で解ける問題を解き、自信を取り戻してから再度挑んだほうが良いだろうな…なんて思って…
〔続く〕