「大人のプラネタリウム 絵画で見るおうし座神話1」 by ピッピ
おうし座のゼウスとエウロペの話は、ギリシャ神話です。
大神ゼウスは、ギリシャ神話の主神で全知全能の立派な神さま。
なんですけどぉ。
このゼウス、知る人ぞ知るエロじじい(失礼!)。
よい子の前では話ができないほど、あちこちの女性に手をだし孕ませごにょごにょごにょ…
相手によって、変身する姿を変えるという周到さ。
牡牛に変身した時のターゲットは、フェニキアの王女さまであるエウロペでした。
ある日、侍女たちを連れて、浜辺へ遊びに行ったエウロペ。
若くて可愛い娘たちがキャピキャピと、走ったり踊ったり花摘みをしたりと、楽しそうに遊んでおりました。
そんな様子を天上から見下ろしていた大神ゼウス。
「かわいい子がいっぱいいるなぁ(^~^)
あの娘!特にあの娘(エウロペ)がかわいいぞ!
お近づきになるにはどうしたものか」
一計を案じて変身したのが、真っ白で美しく、優しい瞳を持った牡牛。
娘たちのところへ、そっと近づきます。
おとなしくて優しい牡牛に、娘たちもすっかり気を許し、一緒に遊んだり花冠を作ったり。
おそらくそんな様子を描いたのがこちら。
グイド・レーニ 「エウロペと牛」 "Europa and the Bull" (1632-1635)
牡牛に花冠や花の首飾りがついているでしょう。
まだ牡牛がおとなしく座っていて、エウロペの表情も柔らかいです。
シモン・ヴーエ 「エウロペの誘拐」 "The Rape of Europa" (1640)
これもみんな楽しそう。
でも、半乳状態のエウロペを見る牡牛の目と口、やーらしい感じですね( ̄_ ̄ i)
ピーテル・パウル・ルーベンス 「エウロペの誘拐」 "The Rape of Europa"
遊んでいるうちから、すでに裸んぼに近いエウロペちゃん。
他の女性の脱ぎっぷりといい、だんだん乱れてきました。
青い服の女性に言い寄っているのは、やぎ座の牧神パーンじゃないかい?
やれやれですねぇ。
おまけに、画家の名前をよく見てください。
いたいけな少年ネロが、パトラッシュと一緒に天に召されるときに見た、アントワープノートルダム大聖堂の絵「キリスト降架」。
ネロがあれほど憧れた絵を描いた、ルーベンスでございます。
ネロにはこんな絵、とても見せられないよねぇ(-。-;)
というところで、次回へ続く。
好きだったテレビ番組は?
どれにしようか迷っているだけで時間が過ぎた(^▽^;)
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