「9日明け方金星と土星が大接近☆☆ベツレヘムの星みたいかも!? 7日には月も集合」 by ピッピ
1月7日日の出前に、東の空で金星・土星・月・さそり座のアンタレスが集合します。
画像 国立天文台
より
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これは東京の日の出1時間前の空ですが、日本のどの地域でも日の出1時間前なら同じように見えます。
7日は、左の図。
本物の空では、まず南東の空で月を探しましょう。
月の下にある、とーっても明るい星が金星。
月から見て、金星を通り越した下にある星が土星。
土星の明るさは約0.5等級ありますが、明るい金星と比べると暗く見えます。
先日見た時、私は「もっと明るくなかったっけ?」と思ってしまいました(^_^;)
明け方で空もほんのり明るくなりかけているので、真夜中に見るよりは暗く見えるのかもしれません。
その3つから少し右下へ目をやると、赤い星がみつかります。
夏の代表星座、さそり座の1等星アンタレスです。
明け方には、もう夏の星座が顔を出しているのですよ。
日付変わって9日になると、金星と土星が大接近します。
真ん中の図が9日です。
1月9日13時には、金星と土星の見かけの位置は5分角まで接近。
5分角というのは、月の見た目の直径の約6分の1という近さです。
昨年末ベツレヘムの星で惑星会合説というお話をしましたが、まさにそれです。
この時は木星と土星の間は1度だったのですが、今回の金星と土星の近さはそれを上回ります。
大接近時は昼間なので見えませんが、9日日の出前であれば、月の見た目の直径よりも接近して見えます。
木星と金星という違いはありますが、ベツレヘムの星惑星会合説をぜひご自分の目で確かめてみてください。
図を見る限り、1つの星に見えそうなくらい近いですね( ´艸`)
10日11日になれば、金星と土星はだんだん離れていきます。
日々位置関係が変わっていく様子を観察するのも、楽しいですよ。
寒い中の早起きはつらいけど、がんばって早起きして見る価値はあるかと思います。
寒さ対策を十分にして、観察してください。
お天気がいいといいですね☆