「七夕の由来3 盂蘭盆会(うらぼんえ) 七夕を「たなばた」と読む理由その2」 by ピッピ
七夕の由来、いよいよ?最後になりました。
今までの二つは、こちらの記事でどうぞ。
「七夕の由来2 棚機津女(たなばたつめ) 七夕を「たなばた」と読む理由その1」
三つめの由来は、盂蘭盆会(うらぼんえ)。
普通にいえば、お盆のことです。
今は8月13日~15日が、一般的なお盆の期間。
伝統的には、旧暦7月15日に行われていました。
このお盆の行事の一つとして、旧暦7月7日に行われていたことがあります。
故人をお迎えするために、精霊棚を設置すること。
「棚」とは、棚機津女の棚と同じ意味です。
そして、その棚に「幡(はた)」をおくこと。
「幡」とは、布などで作ったものを高く掲げて目印や装飾としたもの。
お寺の本堂の中に、ぴろ~んとしたものがかけられていますが、あのようなもののことです。
この行為は、旧暦7月7日の夕方から行われました。
そのために、「棚幡(たなばた)」が「七夕(たなばた)」に転じたともいわれています。
七夕は本来旧暦7月7日に、というお話をしましたよね。
ここにもそれがからんでくるのです。
「七夕(たなばた)」という読み方の由来は、棚機津女の「棚機」ともお盆の「棚幡」ともいわれています。
どれが正しいとかはわかりませんが、七夕にもいろんな話があるんだねと思っていただければうれしいです。
さてさて、7日のお天気はどうでしょう。
6日の夜、ここは曇っていて星は見えません(>_<)
7日のお天気が悪くて織姫・彦星が見えなかったとしても、こんな七夕の話を思い出してみてください。
願い事は、欲かいちゃダメですよ(^-^)/