「プチプラネタリウム 秋の星座を探そう1 秋の四辺形」 by ピッピ
日が暮れるのが早くなり、早い時間から星が見えるようになってきました。
そろそろ、秋シリーズを始めましょうか。
秋の夜空には1等星が1つしかないため、落ち着いた星空になっています。
とはいえ、まだまだ夏の大三角ががんばっているんですよ。
画像 国立天文台
より
今頃だと、夜8時頃の星空です。
この図では、円の中心が天頂です。
ちょうど「はくちょう」と書いてある、「は」くらいの場所。
天頂とは、皆さんが本物の空を見上げたときの、頭の真上にあたるところです。
夏は、三角を探しました。
夏の大三角ですね。(こちら の過去記事を参考にしてください)
天頂より少し西寄りに、明るい星を三つ、見つけることができます。
秋は、四角を探します。
天頂から今度は少し東寄り。
夏の大三角よりは暗めの四つの星で、四角形を作ります。
正方形ではなくて、少し長方形。
短い辺は、腕をいっぱいに伸ばして手をじゃんけんのグーにした、そのグーの幅くらいの距離です。
長い辺は、グーより長め。グー1個半分くらいの長さかな。
秋の星座たちは、この秋の四辺形を使って探します。
秋の基本となる、星の並びです。
まずは、この四辺形を探してみてください。
他にあまり明るい星がありませんので、見つけられると思いますよ。
今は、夏の大三角と秋の四辺形という、三角四角の両方が見えるお得な季節です。
まずは明るい夏の大三角。
そこから東へ目を移し、次に秋の四辺形。
夜空の大きな三角四角を、ぜひ探してみてくださいね。
