梅雨空のむこうでは、煌めく星の青龍が舞う2 | ピッピ 憩いの空間

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「梅雨空のむこうでは、煌めく星の青龍が舞う2」 by ピッピ


1で、夜空に青龍の姿を描きました。

1はこちら。


青龍には、こんなお話があります。



中国が、「殷(いん)」と呼ばれた時代。

「殷(いん)」とは、考古学的に最古の王朝として認められているもので、紀元前1500年から紀元前1000年のお話です。


武丁(ぶてい)という皇帝が国を治めていた頃、国は疲弊し、衰えかけていました。

どうしたら国を建てなおすことができるのか。

武丁が考えているうちに、3年もの月日が流れてしまいました。


ある夜、武丁は一人の賢人に助けられる夢を見ました。

夢の中の賢人の優しそうな顔が忘れられない武丁は、国中に似顔絵をばらまいて、夢に出てきた賢人を探させました。


家臣の中には見つからず、探し続けた結果。

道路工事をしている人が、夢の賢人にそっくりだとわかりました。


名前は、「説(えつ)」。

武丁が話をしたら本当に賢人だったため、そのまま武丁の右腕となり、その後国は栄えました。

「説(えつ)」には「傅(ふ)」という苗字が与えられ、「傅説(ふえつ)」と呼ばれるようになりました。


学校で習う「甲骨文字」は、この武丁の時代のものから見つかっています。


武丁を支え続けて亡くなった、「傅説(ふえつ)」。

「傅説(ふえつ)」は死して後、星になり、青龍の背に乗って、今も国を見守り続けています。


この「傅説(ふえつ)」の星は、ちゃ~んとさそり座にあるんですよ。


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黄色丸の中の星。

星をたどる時に、「さそりの毒針」と紹介する星が、「傅説(ふえつ)」です。

青龍の尻尾の先に、チョコンと乗っている感じですね(^-^)



今の日本にも、傅説(ふえつ)のような立派な政治家が出てきてほしいと、星に願いをかけたくなります(-。-;)

今の日本の政治が見ていられないから、、傅説(ふえつ)さんは雲の向こうに隠れちゃってるのかなぁ。