「プチプラネタリウム解説 夜空で冬の星座を探そう! 6. おうし座」 by ピッピ
オリオン座から冬の星座を探そうシリーズ。
今日は、星占いの星座にもなっている、「おうし座」です。
オリオン座がよくわからない方、冬の大三角等は、今までに書いたこちらを参照してください。
1. オリオン座前編 2. オリオン座後編 3. シリウス 4. おおいぬ座 5. 冬の大三角
黄色い月が横切っていますが、これは、1月何日にはこんな形の月がどこらへんに見える、ということを表しています。
オリオン座は、7日の月の下にあります。
おうし座を探すには、オリオン座の三ツ星を使います。
三ツ星を右側、西の方へまっすぐ伸ばします。
この図なら、三つ並んだ星の方向そのまま、右上にまっすぐ伸ばします。
すると、オレンジ色に輝く星が見つかります。
おうしの目にあたる、「アルデバラン」。一等星です。
都会では、このアルデバランくらいしか見えないでしょう。
アルデバランからV字を描くように、小さな星がチカチカと並んでいます。
ちょうどおうしの顔の輪郭のようにあたるV。
(この絵では、目から鼻にかけてのVですが)
「ヒヤデス星団」といって、肉眼でも見える星団です。
そして、おうし座にはとても有名な星団がもう一つ。
「すばる」です。
歌や車の名前でおなじみですね。
おうしの肩のあたり、赤い矢印のところにある、チマチマっとした星の集まりが「すばる」です。
すばるは、「プレアデス星団」ともいいます。
先ほどの明るい星「アルデバラン」の意味は、「したがうもの」。
プレアデス星団にしたがうようにのぼってくることから、この名前がつきました。
今日は、いろんな名前が出てきて、ちょっとややこしくなってしまったかもしれません。
どれがなに~になってしまった方、ごめんなさいね。
ということで、今日はこのへんで。
オレンジ色の星、アルデバランだけでも、本物の夜空で探してみてくださいね。
プチプラネタリウム解説 続き
かわいい「ちび天使」ちゃんは、あまつかじゅんこさんのイラストです。