「宇宙に最初に行ったのは犬」 by ピッピ
某携帯電話の、有名な白い犬のお父さん。
最近のコマーシャルでは、宇宙飛行士古川さんと共演しています。
古川さんは明日地球に帰ってくる予定なのに、宇宙で撮ったんだろうか
それはさておき、この中で古川さんが言っています。
「宇宙に最初に行ったのは、犬なんだよ!」(こんな内容)
生物として最初に宇宙へ行ったのは、犬のライカ。
クドリャフカと呼ばれていたとか、名前も犬種も諸説あるようです。

1957年11月3日、ソ連が打ち上げたスプートニク2号に乗せられました。
人類が初めて宇宙に行ったのは、ソ連のユーリ・ガガーリンで、1961年4月12日のことです。
ずいぶん前に、まさに実験動物となっていたんですね。
このライカの最期について。
最初から、関係者内では、片道切符とわかっていたことでした。
1週間の飛行を無事に終えて、大気圏突入前の最後の食事に毒を混ぜて安楽死させたと、ソ連は発表。
45年にわたって、それが信じられてきました。
しかし、本当は酸欠だったのではないか等々、いろんなうわさが飛び交いました。
そして2002年、この打ち上げにかかわった研究者によって、真実が明かされました。
打ち上げ約5時間後、衛星内の気温が上昇。
その熱や、打ち上げのストレスで亡くなっていたというのです。
打ち上げ時の心拍数は、通常の3倍にもはね上がっていたそうです。
この後、ソ連は13頭の犬を宇宙に送りました。
そのうち何頭かは、無事に地球に戻っています。
今は、家族として大事に飼われている犬。
彼らの犠牲があってこそ、今の宇宙開発が成り立っているんですね。
犬大好き人間としては、忘れてはならないと思っています。
さて、白い犬のお父さんは、続編で宇宙へ行くのでしょうか?
宇宙服にヘルメット、案外似合うかもね( ´艸`)
かわいい「ちび天使」ちゃんは、あまつかじゅんこさんのイラストです。
