京都では、京都市美術館で、フェルメールの絵も見てきました。
「フェルメールからのラブレター展 -
17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」
フェルメールの絵は、世界中でも、三十数点しか確認されていません。
そのうちの3点が、京都にきました。
京都滞在中に、友達が教えてくれたので、帰る前に行ってきました。
私は、美術館や博物館が好きで、よく見に行きます。
在住した場所のため、東京・名古屋がほとんどです。
京都の美術館でびっくりしたことは、うんちくを語る人の多さ
いやぁ、みなさん、よくご存知で。
たまたまだったのかもしれませんが、私の周りにいた人たちから、
いろんな情報がいただけました。
今回は、手紙がテーマのため、手紙を読んだり書いたりという、
室内にいる人を描いたものがほとんどです
まず思ったのは、絵が暗い・・・
暗い室内にいる人物、といった方がいいでしょうか。
なんでこんなに暗いのばっかりなんだろう
私はやっぱり、ルノアールみたいに、明るい絵の方が好きだなぁ。
と思っていたら、後ろから声が。
「こんな暗い絵、家に飾りたいと思う?僕はいやだなぁ。全然魅力を感じない
でも、この時代は電気がなかったから、実際部屋もこんなに暗かったんだよね。だから仕方ないんだけど。
部屋が暗いからこそ、「光と影」っていう描写がでてくるんだよ。」
(同時代のオランダの画家レンブラントは、「光と影の魔術師」といわれています)
ほぉ~ なっとく
そうだよね。電気ないし、窓も大きくないし、そりゃ暗いわな。
それに、今みたいに、どこもかしこも明るかったら、影なんかできんもんね。
暗い影があるからこそ、光が際立つわけか。そっか~。
ところで、美術館の絵を全否定する、このダンディなおじさまは何者
どうやら、画家さんのようでした。
話してる相手は、もちろんお連れさんです。
「贋作(偽物)を作る人たちが、まず何をやるか知ってる
キャンバスをコーヒーで染めるんだよ。
そうすると、古びた感じが出るんだよね~」
そぉ~なんだぁ。なるほどねぇ。
と、その他にもいろいろ、お利口になった?観覧でした。
コーヒー染めの知識だけは、一生役にたたないでしょうけどね
あっ、フェルメールの絵は、もちろん素晴らしかったですよん