SteamWorld Dig 2
開発 Image & Form
2017年9月22日発売
(日本語版 2017年11月23日 ニンテンドースイッチ)

鉱山を地下に掘っていき、小さなダンジョンを攻略する。鉱石を集めて金にしてその金で武器を強化する。お宝を見つけて、その報酬に特別な能力を手に入れる。自分で岩石を掘って道を作っていく縦に長いマップが特徴的である。

最初はむやみに穴を掘っていき、上まで登れなくなって焦ることもあった。ストーリーを進めていくとどんどん機動性が高まって、最後はやりたい放題に動き回っていた。それでゲームがつまらなくなることはなく、移動手段が増えれば増えたなりにゲームの進め方が変わっていくような作りになっている。

金を使ってのアップグレードが豊富で、それをやっていけば先に進めなくなって詰むということはないだろう。その一方でアップグレードは任意なのであえて制限するということも出来る。攻略を困難にするハードモード用のアップグレードもある。あらゆるレベルのプレイヤーを想定して丁寧に作られている。

山程あるシークレットをコンプリートするのは難しい。それをやり易くする能力を解放して出来る限りマップを歩き回ったけれど、クリア時の達成度は九割ちょっとだった。アイテム探しは移動手段が豊富なのでダレることなく楽しめた。

前作は序盤だけやって穴から這い上がれなくなってやめてしまった。2の面白さを考えると、1もどんどん世界が広がって行くのだと思う。複数のエリアが繋がり行き来する、メトロイド風の作品だと言われる。アイテムを手に入れて一度来たマップから新たな道が広がっていく感じはまさにそうだと思う。

このスタジオの作品は次回作も間違いなく面白いと思うので、続編だろうが新作だろうがチェクしたいと思う。

今朝、ニンテンドースイッチ向けの新しいゲームが発表された。ダンボールのキットを組み立ててそこにスイッチを組み込む。するとピアノになったり、ロボットスーツになったり、釣り竿になったりする。

なんてことだ。一枚の紙から部品を切り取って組み立てる楽しみ、それがただの箱ではなくて機能的に動かせること、さらにそこにゲーム機を組み込んで遊べるということ、どれだけの遊びが詰まっていることか。

ゲーム自体は大したことないだろう。ジャイロ操作でロボットを動かしたり、魚を釣ったりするだけだろう。それだけだったらすぐに飽きてしまうかもしれない。でもそこにダンボールのおもちゃが付属することで話は全然違ってくる。

大きな箱を夢中で開いて、中から取り出した厚紙を設計図を見ながら組み立てる。完成した時点で大きな満足を感じているだろう。そのご褒美として、スイッチを組み込んでゲームを遊ぶ。貴重な体験が一つのパッケージの中に詰まっている。

誰もが親しみのある紙とゲーム機をつなげたということが素晴らしい。ヒットしたらシリーズ化して様々なものが出るだろう。ピーチ城を作り、アミーボを使ったおままごとができるかもしれない。ロボットの動きをプログラムできるようになれば、自作した紙のおもちゃに組み込んで遊ぶことができる。そうなれば、スイッチというかなり普及したオモチャを持った全ての人が一般の製作者の設計図をダウンロードして遊びを共有することができる。完成度が高くバラエティに富んだキットを公式で販売する。そこから先の可能性はプレイヤーが広げて行く。

触ってもいないのに絶賛するのは良くないとは思うけれど、これは素晴らしいアイディアだと思う。体験会に行きたいけれど、子供連れじゃないといけない。まあそれは仕方ない。紹介映像には目を輝かせた子供を登場させたいだろうから。

Sexy Brutale
2017年4月12日
開発 Tequila Works、 Cavalier Game Studios
Nintendo Switch、 PlayStation 4、 Xbox One、 PC

大邸宅セクシーブルテイルに集まった客たちが、使用人によって殺されて行く。主人公は時間を巻き戻す不思議な力を使ってそれらを防いでいく。

ゲーム内の12時間の間に館のあちこちで殺人が起こる。並行して起こっているので、同時に全て救うことはできない。一人ずつ、なぜ死んだのかを探り、それに対策をする。何度も時間を巻き戻して各キャラクターの行動パターンを把握する。

やりこみ要素として、アイテムを集めていくと設定資料に当たる文章が解放されていく。それを読むことで登場人物間の関係への理解が深まる。最初はバラバラに思えた人物たちが深くつながっているのがわかる。

音楽と建物のデザインが良い。音楽は残り時間が少なくなるにつれて盛り上がっていく。エリアによって音楽の雰囲気が全然違う。しかし音のバランスがかなり悪い。効果音がうるさすぎて結局最後の方はミュートして遊んだ。建物の内装は様々な美術品が飾られている。有名作品のパロディが多いので、美術に明るい人ほど楽しめると思う。浮世絵や、天使がアスキーアートのような表情をしたものもある。直接ストーリーに絡まないのに、装飾品を使い回しではなくてここまで凝っているのには驚かされる。

こういったループもののアドベンチャーゲームは、複雑になればバグだらけになるだろうし、そもそも攻略が困難になる。そういうわけで舞台は自然と小規模になる。インディーズゲームの独壇場である。