テレビから流れる悲しいニュース、悲しい事件
日本は平和な国だと思うそのわりに残忍な殺人事件が後を絶たない
それはなぜか
愛が足りない
人を思う気持ちが足りないからだ
人は動物と決定的に違う部分がある
理性というものがある
本能に従って生きる動物はつねに戦いである
生きるためには手段を選ばない
人間は理性によって判断し我慢することができる
理性があるから人間である
人間の強さは理性である
誰しも人間は本能に翻弄される
腹が減った
眠い
やりたい
そのためには金が欲しい、有名になりたい
いくらでも沸いてくる人間の欲
この社会で生きる以上誰しもが抑圧された毎日を送っている
面白くないこともあるだろう
人を殺してやりたいと思うこともあるだろう
もし身近な誰かが理性を抑えることができず犯罪を犯してしまったら
例えば残忍な殺人事件の場合
これからどうしていけば良いかを考えたとき
死刑を願う人の気持ちは理解できない
当然犯罪を犯した者は罪を償うべきである
しかし死刑にしてしまえば罪を償うこともできない
遺族の悲しみ、怒り
死刑を求める気持ちはよくわかる
でも起こってしまったことはどうしようもない
そこで感情論を持ち出しても解決はない
解決できないものなのだ
人はいつだって変われる
目には目をでは同じことの繰り返し
臭いものにふたをしても希望は生まれない
犯罪者が我々と同じ人間ならば過ちを許し、二度と繰り返してはならないと更正させるのが同じ人間としての役目ではないかと思う
簡単に死ねばいいと言う人間は多い
僕が死刑反対という話題をだすと必ず
「なんで?」
と聞かれる
その「なんで?」は死刑に対する抵抗が全くない
死んで当然だろうという極めて軽い言葉だ
詰まるところ邪魔者は葬れば良い
その考えが深く根ずいているとしたら
恐ろしい・・・
僕は立派なことを言えるほどの人間性はもってはいない
でも死刑だけは誰がなんと言おうと反対する