今日の読売新聞の記事にこんな一文があった



安部譲二「堀の中の懲りない面々」



「誰でも、生まれたときから五つの年齢までの可愛らしさで、たっぷり一生分の親孝行はすんでいるのさ。五つまでの可愛さでな」




僕はこれを読んで少し気が楽になった


少しだけ




たいした親孝行をしたことのない自分だから余計そう思うんだろうけど




もう親孝行しなくていいぜ

なんてけっして思っちゃおりません あしからず






まあそれぐらい子供は可愛いってことなんだろね




今日は子供の日




ぼくは正直言って子供が苦手です


確かに五歳ぐらいまでの子供は可愛いけれどそれ以上になるとほんとだめかもしれない


おそらく自分自身の子供時代の馬鹿っぷりと重ねて考えてしまうからだと思うのです


本能のままに生きてきた赤ん坊と違い、自我が徐々に芽生え始めてきた子供


無知で


馬鹿で


まっすぐで


純真で


迷いも憂いも一晩寝ればケロッと忘れて


ひたすら今を走っている


そんなしょんべんくさい子供がたまらなく苦手です