「消えた体温計の謎」なんて言っても、大した謎ではありません!
我が家で起きた本当にしょーもない出来事ですが、事件風にお送りします。
ある朝、私は朝食を食べている長男ポンちゃんの脇に体温計を突っ込んだ。
ポンちゃんは食べるのが遅いので、食べ終わるのを待っていると測るのを忘れてしまうから。
ウチの体温計は計測に1分くらいかかるので、その間「おかあさんといっしょ」をぼーっと眺める。
ああ、ポンちゃんが自分で測ってくれたらいいのに。
そうすれば、その間にお弁当を包むことくらいできるのに。
こんなことを考えながら、1分間の計測を終えて幼稚園の健康観察カードに体温を記入した。
その時、次男みー君がやって来た。
目ざとく体温計を見付けて、今だとばかりに突進して来た。
体温計は、普段は高いところに置いてあって触らせてもらえない。
私の隙をついて体温計を奪い取ると、嬉しそうに脇に挟み始めた。
これは当分返してもらえそうにない。
でも、ここで争っている時間は私にはない。
まだ、みー君の着替えとごはんが済んでいない。
自分の着替えとごはん、メイクもまだ。
ポンちゃんのお弁当も包んでいないし、彼もまだ着替えていない。
リュックにお弁当も詰めさせなければ。
そんなことを瞬時に考えた。
そして私は体温計を諦めた。
そこからは、フルスピード!
何とか8時45分までに、全てを終えて家を出ることができた。
自転車でポンちゃんを幼稚園に送り届け、少しグッタリして帰宅した。
リビングに入ると体温計のケースだけが空しく転がっていた。
辺りを簡単に捜索したが、体温計本体は見付からない。
みー君は、いろいろなところに物を投げ込むクセがある。
リビングとキッチンの境の柵や、階段の柵などだ。
洗面台は何度ミニカーだらけにされたか。
その辺りも探したが見付からなかった。
仕方なく先に手洗いを済ませることにした。
自分が先に手を洗い、みー君の手も洗おうと後ろから抱き上げた瞬間だった。
ピッ、と小さな電子音がした。
えっ?どこから?
とりあえず、みー君の手を洗って彼を床に下ろした。
でも、彼の周りには何も落ちていなかった。
でも、確かに彼を抱き上げた時に音が鳴った。
首から下をボディチェックしていく。
すると、あった。
体温計は、みー君の肌着の背中に入っていた。
その時、私は思い出した。
みー君が体温計を脇に挟んで遊んでいたことを。
以上が、我が家の消えた体温計の謎でした(笑)
いやー、子供って思いもかけないことをやってくれますよね!
他にも我が家では最近いろいろな失せ物が頻繁に起こっています。
みー君の水筒がなくなったこともありました。割りと大きいのに、そんなものが見付からないなんてことある?
と思っていたら、ソファと壁の隙間に入れ込まれていました
朝出掛ける前に、ポンちゃんの幼稚園の帽子がなくて焦ったこともありました。
時間がなくて結局探すのをやめて玄関への階段を降りた途端、柵越しに投げ込まれているのを発見したり
そう言えばポンちゃんが2歳ぐらいの頃、大量のミニカーが見当たらなくなったこともありました。
ポンちゃんは毎日毎日「くるま、ない!」と大騒ぎしていました。
そんなある日、キッチンの片付けをしていると使わなくなった炊飯器の中からミニカーがわんさと出て来ました
ポンちゃんが自分で入れて、忘れてしまったんですね
タチが悪いですよね!
物をなくしたり、隠したりしても、どこにやったか忘れたり、まだ説明できないから大人には伝わらなかったりという
もうすぐ1歳半になるみー君、これからもまだまだ紛失事件を起こしてくれそうです(笑)