年中さんのこの1年間で、長男ポンちゃんは大小含めて6箇所もケガをしました
いや、正確には6月から12月の半年間ですね
しかも、そのうち3箇所は縫うほどのケガでした
彼の運動神経の悪さには呆れるばかりです。
1箇所目は、幼稚園の廊下を走り回っていて友達とぶつかって顔面からグシャリ!
廊下の網目模様が額にくっきり残るケガをしてきました。
これが序章。
2箇所目は、お風呂に入っていた時のこと。
浴槽の中で、洗面器を足に突っ込んで遊んでいたんです。
危ないなぁと思って注意しようとした途端、彼はつるりと滑って、あっと思った時には顎を浴槽の縁に強打!
慌てて見てみると、顎の下が横に数cmぱっくり裂けて血が出ていました。
あー、これはアカンやつや
すぐにハンドタオルで圧迫止血をしました。
時刻はもう18時を回っていたので、救急病院に行くことに。
救急の小児科に行くと、首から上のケガは脳神経外科でなければ診られないとのことでした。
そこで、その近くの脳神経外科を教えてもらいました。
すると、その病院では傷の消毒だけはしてくれましたが、縫うことはできないと言われてしまいました。
その病院は子供を扱っていないので、縫うとしたら部分麻酔で押さえ付けて縫うことになるとのこと。
形成外科であれば、全身麻酔で眠らせた状態で縫ってくれるので、翌日形成外科の方に行って下さいと言われました。
ところが、家に帰って調べてみると家の近くに形成外科がないんです。
少し遠くのところは予約制で、一応電話をしてみると1ヵ月待ちとのこと!
こういう緊急の案件は扱っていないのかな?と不思議に思いました。
後で知ったのですが、形成外科というのは傷を縫ったり目立たなくしたりするだけではないらしいですね。
シミのレーザーとか、美容系の施術もするんですね。
いやー、知らなかった!
だから、予約制なのか
とにかく、そういうわけでポンちゃんの顎をどこで縫ってもらえばいいんだろう?となりました。
そこで思い付いたのが、ちょうど翌週に入院予定の大きな病院です。
詳しくはまた今度書きますが、ポンちゃんは陰のう水腫の治療のために2泊3日の入院をすることになっていました。
その病院に問い合わせると、形成外科で診てもらえることになりました。
結果、部分麻酔でポンちゃんはギャーギャー叫ぶ中、ガッツリ押さえ込まれて縫われていましたよ
うぉい、前日に行った脳神経外科の先生よ!
形成外科なら眠らせたまま縫ってくれるんじゃなかったの?
縫うのが面倒臭かっただけなんじゃないの?
よくよく考えると、顎を縫うだけなのに全身麻酔なんて大げさなことはしないですよね
でも、素人だからとっさにそんなことは分かりませんよ。
ただ、傷が開いたまま半日経っていたので形成外科の先生には化膿が心配だと言われました。
やっぱり前日に縫ってくれていたら、そんな心配もしなくて済んだのに
まあ、結局なにごともなく、陰のう水腫の手術時に顎の抜糸も一緒にしてもらえたので一石二鳥でしたけどね(笑)
いやー、なかなか壮絶な2つ目でしたね
3箇所目もなかなかハードです
夏休みに入ってすぐのある日、近所のスーパーに買い物に行きました。
買い物を終え、ポンちゃんはお店の外に置いてある車の遊具に乗っていました。
彼がふざけて体を後ろに反らした途端、サンダル履きの足元がつるりと滑って後ろに転倒。
真後ろに停めてあった数台の自転車にぶつかりながら落下しました。
痛ーい!と大号泣の彼を抱き上げると、自転車の金属部分で切ったのか、頭頂部が裂けて血が出ていました。
お店の方が救急車を呼んで下さって、近くの脳神経外科に搬送されました。
こんな近くにも脳神経外科があったんだ!
初めてその病院の存在を知りました。
今度から、首から上のケガはここにお世話になろうと決心した母でした。
でも、それも病院が開いていれば、ですよね。
今回も時間はお昼を過ぎた頃。
普通なら病院は閉まっている時間です。
どうして、ポンちゃんは病院の開いていない時間ばかり狙ってケガをするんだろう。
結局、この時はCTを撮ってもらい、異常はなかったので、ホッチキスの針のようなもので頭皮をガシンと留められて帰宅しました。
それから1週間で針が取れるまでは、夏場なのに頭がきれいに洗えませんでした。
髪の毛はゴワゴワだし、何だか汗臭いし悲惨でした
ケガをされると困るのは、化膿してはいけないので1週間程度は傷口が水に触れないようにしないといけないことです。
顎を縫った時は毎日顔をタオルで拭いてやり、頭頂部の時は傷口を避けながら慎重にシャワーをかけてやり
そういえば陰のう水腫の時は、1週間完全シャワー生活だったな。
彼だけ別にお風呂に入れないといけないのは、なかなか面倒臭かったっけ
あのね、ポンちゃん。
あなたの母は元来面倒臭がりなのよ。
これ以上面倒はやめておくれよ、と思っていたのに、またやらかしてくれましたよ。
2ヵ月後に、またもや首から上ですよ。
しかも、また病院の閉まっている時間ですよ
日曜日の夜、さあ寝ましょうとポンちゃんをトイレに行かせました。
すると、ゴンという鈍い音がして泣き叫ぶポンちゃん。
どうやらトイレに入る時にふざけていて転んだようで、どこにぶつけたのか額の生え際が削げたようになって血が出ていました。
すぐにタオルで圧迫止血をしながら、どこの病院に行けばいいんだろうと考えました。
以前の経験から、小児科ではなく脳神経外科に行けばいいとは分かっていました。
でも、額の時に行った近くの病院は当然閉まっています。
となると、顎の時の病院?
でも、そこは距離があるし。
そうなると、どこに行けば?
頭だから心配だし、翌日というわけにもということで迷った末に救急車を呼ぶことにしました。
後で救急隊の方に聞くと、頭部のケガは危険な場合や容態が変わる可能性もあるので遠慮なく救急車を呼んで下さいと言われました。
ちなみに、後で調べたのですが救急車を呼ぶべきか自力で病院に行くべきか迷った時は
「#7119」という救急相談センターに電話すると良いようです。
症状を説明すると、アドバイスをくれたり、どこの病院に行くべきか案内してくれたりするらしいです。
しかも、24時間無休なので休日や夜でも相談できるのがありがたいですね。
その時は結局救急車を呼んだのですが、近くの救急病院が手いっぱいだということで運ばれたのがまさかの顎の時に救急で診てもらった因縁の病院でした
到着したのは良かったのですが、そこから1時間以上待ちの状態。
なぜなら、すぐ後に重症の患者さんが運ばれて来たからです。
脳神経外科だから、命に関わるような患者さんも運ばれて来ます。
そんな中、ポンちゃんは血も止まって割りかし元気にしていました。
救急隊の方も一緒に待って下さっているのに、非常に申し訳なかったです。(救急隊の方は、ドクターにケガの経緯などの説明をするまでいなければならないそうです)
その後、その患者さんは一命を取り留めたようでほっとしました。
そして、ポンちゃんの順番となりましたが、やっぱり消毒だけで、縫うのは形成外科に行って下さいとのことでした。
仕方なく、翌日近くの脳神経外科に行きました。
すると、先生から「また来たね」と言われてしまいました
そりゃ、そう言いたくもなりますよね。
2ヵ月後にまた頭のケガでやって来るなんて思いもしませんよね。
ケガの経緯と前日の救急病院での処置を説明すると、先生が「CTも撮らないし、縫ってくれなかったのはひどいね」と言って下さいました。
やっぱりそう思いますよね。
まあ、でも重症の患者さんを目にしたら、なかなかそんな贅沢は言えなかったわけで…。
近くで通いやすいし、信頼できる先生に診てもらえて良かったと思うことにしました。
そして、またもやCTを撮ってもらいました。
前回はドーナツ形の機械にビビりまくっていたポンちゃんも今回はおとなしくしていました。
さすがに2回目ともなるとね。
母はもう金輪際、CTを撮らないといけないような事態はやめて欲しいですけどね。
その時のケガは、傷口が削げたようになっていたのでホッチキスで留めるのは無理だということで縫うことになりました。
ホッチキスだとすぐ終わるから痛いのも短くて済むのですが、縫うとなるとまた数分間拘束状態です。
部分麻酔をしているといっても、やっぱり痛いようで暴れるポンちゃんを私も含めて大人3人が汗だくで押さえ付けて何とか縫ってもらいました。
本当に、二度とこんなことはやめて欲しい
本人も痛いし、見ているこっちも辛いし。
そういうわけで、4つ目まで終了。
やっとこさ、縫う系が全部終了しました。
残り2つは幼稚園でのケガ。
5箇所目は、ブランコに乗っている友達を呼びに行こうとして、アホなことに真正面から突っ込んでいったそうです
そして、友達の足が目の横に直撃!
まぶたがボクサーのように腫れ上がりました。
最初は紫だったのに、日が経つにつれて黄色や緑になってきてエグい状態でした。
まあ、でも友達にケガをさせなくて良かったよ
最後のケガは、幼稚園から電話がかかって来てビックリした案件でした。
昼前に幼稚園から電話があるなんて、体調不良かな?と思ったらまたケガ。
ポンちゃんは、自分が用意した椅子に他の子が座ったのが気に食わなかったようで「のいて!」と椅子の背もたれをガタガタ揺らしたそうです。
すると、その子が急に立ち上がったので勢い余ったポンちゃんの眉間に椅子の金属の背もたれがヒット!
さらに衝撃で後ろに飛んだところにロッカーがあり、後頭部にもヒット!
直後は眉間に内出血ができて、腫れ上がり横から見ると鼻のカーブがない状態でした
1ヵ月半くらい眉間が青緑だったので、たまたま行った小児科でも心配されて触診される始末。
鼻の軟骨がずれている疑惑が持ち上がり、形成外科を紹介してもらいました。
またしてもCTを撮ってもらった結果、何ともないと判明しましたが心配の連続でした。
今回の一連のケガで学んだことは、首から上のケガは小児科ではなく脳神経外科に行くということ。
救急車を呼ぶかどうか迷ったら救急相談センター「#7119」に電話すること。
でも、まずはケガはしないで欲しいですね。
ふざけていてケガをしたパターンが多いので、ポンちゃんにはよ〜く言い含めています。
「今年の目標はケガをさせない、ケガをしない!」だと。
ふざけて危ないことをしている時に「今年の目標は?」と聞くと、さすがに彼もハッとするようになってきました。
今のところ、何のケガもありませんが先日慌てていて階段を5段ぐらい転げ落ちました。
お風呂でも慌てていて、浴槽の縁で滑ってモモンガみたいな体勢で湯船にドボンしていました。
運動神経のない人は、慌てずゆっくり行動して欲しいものです
まだまだ今年は長いですからね。
あと9ヵ月、ケガなく無事に過ごせるように頑張って欲しいです