インディーズレーベルのアダルトビデオ作品は、当初、制作者でもあるショップの店頭や通販、あるいは店売りは一切ない通販専門レーベルなどで、コアなマニアのみぞ知る作品として存在していました。当然、その内容も一般のレンタルショップで借りられる様な、本番があって当たり前の世界ではなく、あくまでもその世界のマニアは涙が止まらないほど感激もするし興奮もしますが、一般の視聴者にはナンジャ、こりゃといった作品ばかりでした。
これらのブルセラショップ系の作品と、AVレーベルがこれらの流れに追従した制服系の作品では根本的なちがいがあります。何かというとドキュメント性です。
ブルセラ系レーベルの場合、仮に深川恭子という女の子が出演した作品だとすると、作品中の女の子は、どこかの高校に籍を置く恭子さんで、カラミがあるとすれば、相手は版元のブルセラショップアのバイト青年だったり、マニアなら声を聞いただけで嬉しくなるヘンタイカメラさんだったりという展開で、例えば、休みの日はどこで遊んでるなんていう質問にも、恭子ちゃん自身の私生活が伝わって来るような気にさせてくれます。
一方のアV系の場合、ほとんどは、深川恭子という女優が出演する作品であり、学校風のスタジオで先生役の男優に冒される女子高生の物語に仕上げられます。
このレンタル系のAVでは当たり前の作り込みが、マニア系インディーズ作品のファンは嫌われやすい傾向にあるのです。
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安売り王チェーンの崩壊が店売りのインディーズを生む
さて、こうして地盤が固まったインディーズビデオが、現在、我々を取り巻く状況になったのは95~6年頃です。その前の一年ばかり『安売り王』時代がありあます。ほとんどの観覧者は、店内に入ったことはないとしても、オレンジ色を基調とした派手な看板を見た記憶はあるでしょう。撮り下ろしの新作を戦前前後の価格でコンスタントに供給するという触れ込みでスタートした同チェーンですが、最後にはフランチャイズの店主が母体を訴えるといった騒ぎまで起こして空中分解します。
情報参考サイト:http://www.h39.jp/kanagawa/
