東京国際女子マラソンが開催されました。去年、高橋尚子が見事な復活優勝を遂げた大会です。所用で近くまで来たついでに、今年も折り返し地点付近で応援することにしました。悪天候にも関わらず、大勢の人が集まっています。やっぱりマラソンは人気があるなぁ。
レースは予想通り、高橋尚子と土佐礼子の一騎打ちで進みました。
計測車と先導バイクが見えると、もうドキドキ。
「あ、見えた。」
高橋尚子は先頭じゃないみたい。前を走るのは土佐礼子かな。中継がないので、事態がさっぱりわかりません。Qちゃんは帽子を目深に被り、走る姿はやけに細く見えました。その頑張る姿を見ていたら、なんだかウルウルと涙が出そうになりました。
「Qちゃん頑張れ～！」
少し間を開けて、安定したペースで走るピンクのユニフォームを着た選手（後から、2位になった尾崎朱美だとわかりました）が続きます。
復路でも順位はそのまま、先頭集団が過ぎていきました。結果はしばらくわからないので、一応応援はここで終わり。
優勝争いとは別に、大勢の女性市民ランナーがフルマラソンに挑戦する姿も印象的でした。テレビ中継ではトップ選手しか映しませんが、彼らが過ぎるのは実はほんの一瞬、その後ろには市民ランナー主役のもう一つの大会があるのです。
雨に濡れながら、顔を歪めて走る選手や、痛む足を引っ張るように走る選手、かと思えば家族や友人の賑やかな声援に、両手を挙げてこたえながら楽しそうに走る選手もいて、実に様々。この大会に出られるだけで、そもそも相当速い方達なのでしょう。フォームやリズムもそれぞれのペースで刻みつつ、その姿は途切れることがありません。
以前は他人事のように見ていたマラソン大会も、いつか自分もフルマラソンを走る日が来るのかな～、なんて思うと、最後の選手にまで声援を送りたくなります。回収車は、もう少し後ろを走ってあげればいいのに、なんて思ったりして。
最終的には終盤スパートをかけて独走した土佐礼子が優勝を飾り、2位尾崎朱美、高橋尚子は3位でゴールしたそうです。
所用で疲れきったところで結果を知り、ちょっとがっかり・・・。
あー、でも私もまた気を取り直して頑張ろう。Qちゃんも、まだ引退しないって言ってるしね！