vol93大木ヒロシの起業塾 ~失敗しない起業マニュアル~ | 経営コンサルティング・セミナー・研修のジャイロ総合コンサルティング

vol93大木ヒロシの起業塾 ~失敗しない起業マニュアル~

『マーケットの見方3』


相手とは意図×能力で構成されている。

消費者を相手と見た場合、能力は金であり、卑近な言い方をすれば財布の中身
と言うことになる。一方、意図は買う気の有る無しを指していると思っていた
だきたい。

要するに、金があっても買う気がゼロなら相手として無価値であり、買う気は
大いにあるが金がまるで無いというのでは相手にならない。

先にも記したように、わが国の消費者は750兆円に上るが預貯金を有しており
消費能力的には非常に高いと見て良い。してみると、売れないのは意図に原因が
あるということになる。
消費高齢化、年金等々の不安が消費を抑制しているとも言われる。

本当に消費者は「買う」という意図を持たなくなってしまったのか?


ところで、去年はオリンピックがあった。ギリシャのアテネで開催された五輪
だが、記憶に止まっているのはメダルラッシュで日本中が沸いたということで
ある。

その結果、驚くなかれ、何と1兆円に上る経済効果が発生したと言うのである。
もう一つ、去年で言えば、実に暑かった。その結果、経済的に何が起きたかと
言えば、日本全国のコンビニの8月度売上が6000億円も増えたというので
ある。
このことは、消費者の経済的な生活防衛意識は思いの他希薄であるということ
を現していないだろうか。
コンビニで買えば1缶120円の飲料がスーパーなら110円で手に入り、
ディスカウントストアなら90円台で買うことができる。

にもかかわらず、高いコンビニを頻繁に利用したということであり、ある程度
の額の消費に関しては無頓着な様子が垣間見える。

オリンピックで1兆円、暑いだけで6000億円、こうした報道を見聞すると、
消費者は「買う気」がないなどとは到底思えない。

要するに不景気だから売れないのでは無く、相手(消費者)は買う気も金もある
のに売れないと見るべきだろう。

そして、「不景気だから売れない、だから何もしない」は負け組みの発想であり、
勝ち組は「買う気も金もあるのに売れない。だから、やり方を変えれば売れるは
ず」だと思っている。

勝ち組と負け組みの差は考え方の差を置いて他はない。



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