それが、プラスに働くときは社会の大きな流れなどが人より早く読めたり、
仕事などで障害を回避できたりするツールになるのですが、
マイナスに転ぶと不安が先走り、一瞬でいくつもの可能性が頭の中で展開しはじめ、
さらにはるか遠くまで、まるで将棋の駒のいくつも先を読むように、
押し流されて行ってしまいます。
それは、生まれ持ってきたツールなのか、後天的に強化したものなのかわかりませんが、
不意打ちで何か予想できない出来事が起きた時に、
心の準備ができていなくて気が動転しないように、
危険を察知できるようにと私を守ってくれようとしている機能です。
人類が長い間獲得してきた一つの能力だと思うのですが、
でも、不安から来る過剰な先読みは、
エネルギーを確実に奪います。
ある時期から、それと上手く付き合いたくて、練習を重ねています。
まず気がつき、思考を止める。
何も起こっていないのだから、シャットアウトするように思考を切り、
起きてから対処しようと決める。
大丈夫だと自分をなだめる。
腹を括る。
手放す。
全ては最善に向かっていると考える。
練習を重ねるうちに、以前よりは上手になってきましたが、
やっぱり上手く行かないときもあります。
先週末、仕事で気がかりなことがあったのですが、
上手く切り替えることができなくて、一晩眠れませんでした。
週明け、仕事に来るとまったくの杞憂だったことが判明して拍子抜け...
練習の甲斐あって、週末ずっと考え続けていたわけではありませんが、
改めて、やっぱり起きていないことを恐れや不安から思い巡らせるのは、
手放した方が良いなと思いました。
上手く対処できない自分を受け入れつつ、
もっと上手くなるべく練習します💪