*皇帝円舞曲  ーシェーンブルン宮殿入場風景ー*(アンドレ・リュウ③) | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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今日のアンドレ・リュウは2006年のウィーン・シェーンブルン宮殿でのコンサートから、先ずその入場風景の様子をアップしてみます。

入場行進曲(Entry March)が演奏される中、アンドレ・リュウを先頭に次々とコンサート会場に馬車で入場してくる楽団員たち。

そして最後に、6頭立ての馬車に乗ってオーストリア=ハンガリー帝国皇帝、オーストリア国民に深く愛され「国父」と称せられたフランツ・ヨーゼフ1世とその美貌の皇后エリーザベトに扮した二人の楽団員(エリーザベト役はおなじみのスーザン・エレンス)が「トランペット・ヴォランタリー(Trumpet Voluntary)」の演奏を背景に華やかに入場してきます。
このへんの演出はまことに心憎いばかり!

因みに、「トランペット・ヴォランタリー」は、J.クラーク作曲のチェンバロ曲「デンマーク王子の行進曲」をH.パーセルがトランペット用に編曲して有名になった曲。
結婚式のBGMとしてよく用いられている曲です。






さて、今日の1曲はワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の晩年の曲

「皇帝円舞曲(Kaiser-Walzer)」

当時のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が、ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世を表敬訪問した際に作曲されたワルツです。
作曲当初のタイトルは、オーストリアとドイツの同盟関係を表す「Hand In Hand(手に手をとって)」でしたが、後にドイツ皇帝に敬意を表し「Kaiser-Walzer」と改名され1889年10月21日にベルリンで初演されました。



フランツ・ヨーゼフ1世像
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皇帝円舞曲


Vienna Phiharmonic Orchestra, Herbert Von Karajan - New Year's concert 1987


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