*アンドレ・リュウのメキシコ・ライヴ 「シェリト・リンド」* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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宝石赤サン=テグジュペリあれこれ③
1914年
同年の6月、他の科目の成績はお粗末だったアントワーヌですが、作文は得意で、その作品の一つが優等賞を獲得します。
第一次世界大戦が勃発すると、母マリーはアンベリウ駅に設置された陸軍病院の看護婦長に任命されます。少し生活に余裕の出てきた母は子どもたちを呼び寄せ、二人の息子、アントワーヌとフランソワをイエズス会派の有名校、ノートルダム・ド・モングレ学院( le Collège Notre Dame de Montgré)に編入します。

1915年
同年2月、アントワーヌと弟フランソワはル・マンのサント・クロワ学院に戻りますが、関節リュウマチに苦しむ病弱な弟、フランソワは学年末を迎える前に自宅に戻る羽目になります。
夏休みが終わると、子どもたちの教育にことのほか熱心であった母は、二人の息子が地元のモングレ学院での学園生活を気に入っていないと判断し、スイスのフリブールにあり、マリア派修道院が経営する聖ヨハネ学院に編入します。
聖ヨハネ学院は、パリのスタニスラス学院と密接な繋がりがあり、生徒たちの創造性を伸ばす近代的な教育法を開発していたのです。アントワーヌはその学院で、リヨン時代、一家ぐるみの付き合いのあったド・ボヌヴィ家の息子、ルイ・ド・ボヌヴィ( Louis de Bonnevie)と再会、 さらにマルク・サブラン(Marc Sabran)、シャルル・サレス(Charles Sallès)とも知り合い、この三人と生涯にわたる深い友情を築くことになります。


1911年頃の聖ヨハネ学院鳥瞰図
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≪サン=テグジュペリの言葉≫
« Si tu veux comprendre le mot bonheur, il faut l’entendre comme récompense et non comme but. »
(Extrait des Carnets)


「幸福という言葉を理解したいなら、それを『目標』と思っちゃいけない。幸福は『ご褒美』と考えるべきなんだ。」
(手帳より)


« On ne voit bien qu’avec le coeur. L’essentiel est invisible pour les yeux. »
(Extrait du Petit prince)


「心で見なければよく見えないのさ。大事なことは目には見えないんだよ。」
(星の王子さまより)






宝石紫今日の1曲
今日のアンドレ・リュウのメキシカン・ライヴは、メキシコで古くから親しまれている歌

「シエリト・リンド (Cielito Lindo)」

1882年、キリノ・メンドーサ・イ・コルテスによって作詞・作曲された曲です。
いわばメキシコの第二の国歌とも言える曲で、国外でメキシコ人が集まるとこの歌を歌って同郷であることを確認し合うという話です。
FIFAワールドカップなどの国際スポーツイベントでも必ずと言っていいほど応援歌として歌われる曲。
アンドレ・リュウのコンサートでも、この歌が始まると場内の熱狂ぶりは凄まじいものがありますね(笑)

今日は、もう1本、テノールのルチアーノ・パヴァロッティとフリオ・イグレシアスの次男、エンリケ・イグレシアスが歌っているヴァージョンもアップしてみました。


Cielito Lindo
De la sierra morena,
cielito lindo, vienen bajando
Un par de ojitos negros,
cielito lindo, de contrabando.
(以下コーラス)
¡Ay! ¡ay! ¡ay! ¡ay!, ¡canta y no llores!
Porque cantando se alegran,
cielito lindo, los corazones.
Ese lunar que tienes,
cielito lindo, junto a la boca
No se lo des a nadie,
cielito lindo, que a mí me toca.
(コーラス)
De tu casa a la mía,
cielito lindo, no hay más que un paso
Ahora que estamos solos,
cielito lindo, dame un abrazo
(コーラス)
Una flecha en el aire,
cielito lindo, lanzó cupido
Y como fue jugando,
cielito lindo, yo fui el herido
(コーラス)


その黒髪から
素敵だな、その下には
黒い瞳が2つ
素敵だな、秘密のもの
(以下コーラス)
アイ、アイ、アイ、アイ、歌って!泣かないで!
歌えば元気になるよ
素敵だな、その真心
その髪留めも
素敵だな、その口も
誰にも渡しちゃだめだよ
素敵だな、僕に触れて
(コーラス)
君の家から僕の家までは
素敵だな、一歩もないんだよ
さあ二人きりになった
素敵だな、抱きしめておくれ
(コーラス)
空を飛ぶ矢
素敵だな、キューピッドが射たんだ
そしていたずらに
素敵だな、僕に当たった
(コーラス)


(ウィキペディアより)



パヴァロッティ、エンリケ・イグレシアス