先週の金曜日、珍しく27歳になる次男が我が家を訪問。
土日に上司と泊まりがけで木更津にゴルフに行くので、車を貸してくれということでした。
息子は、さる監査法人に勤める会計士。殺人的に忙しい決算期の3月を前にして随分呑気な話だと思って呆れていたのですが、よくよく話を聞いてみれば呑気どころの話ではなかったようです。
ここ数か月、土日はおろか祝日にも休みが取れず、深夜にまで及ぶ監査業務。
終に労働基準監督署から通達が来て、強制的に有給休暇を取らされることになったのでた。
彼の職務は、シニア・スタッフ。数人のスタッフを連れて担当の会社に行き、現場で監査の指揮・監督を行うという業務です。自分が担当する書類や帳簿の他に、部下のスタッフが監査した書類も最終的にチェックしなければならず相当神経を擦り減らすようです。
先日も、スタッフの一人があまりの激務に耐えきれず職場を去って行ったそうです。息子も「俺はまだ20代だから何とか体力が持つけれど、30代になったら転職を考えなければ身が持たないかもしれない」とボソッと呟いておりました。
7、8年前から会計士の数を増やすという国の方針で、国家試験は幾分易しくなり合格者の数も増えたのですが、受け入れ先の監査法人が長引く不況で採用が思うように増やせなくなりこんな事態になっているようです。
この業界も春の訪れはまだまだ先の話ということでしょうか…
さて、曲の方はこれも春の定番、ユーミンの
「春よ、来い」
を聴いてみましょうか。