*中欧の旅(25)ーウィーン⑨ー* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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好きな音楽の話題を中心に、気の向くままに書いていきます。

フォーティフ教会を出る頃にはようやく辺りも黄昏れて、街にも照明が灯り始めます。東京に比べるとかなり暗いですが、歴史的建造物はライトアップされるのでなかなか美しい♪
ちょうどyoutubeにウィーンの夜景を映した美しい映像がありましたので、先ずご覧ください。ただ、季節は晩秋の頃かと思われます。




途中、夜道のせいもありちょっと道に迷ったりしましたが、なんとか国立オペラ座まで戻り、左折してケルントナー通りに入ります。しばらく歩いて、右側の路地に入ると何軒かレストランが並んでいました。
さて、何処で夕食を食べようかとウロウロしていたのですが、和食は中身の割には余りにも高いので(日本の倍の値段!)パス。テラス席のある中華料理屋に入りました。

四川風の麺と麻婆豆腐、それに水餃子を頼んだのですが、日本との味の違いにビックリ! なんとも薄味でピリッとしないのです。水餃子はかなり美味しかったですが(笑)中国人の女将さんにそのことを尋ねてみると、ウィーンの人はあまり刺激のある味を好まないので彼らの好みに合わせてあるということでした。

夕食を済ませ、再びケルントナー通りに戻ると若者4人が路上ライヴをやっています。
ヴァイオリンが1人、チェロが2人、ギターが1人ですが、ビートルズのイェスタデーをバロック音楽風に演奏していました。これがなかなか見事な演奏で、多分音大生のアルバイトなんでしょうね。


$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-路上ライヴ

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さて、いよいよホテルにご帰還ということになりましたが、ここで困ったことになりました。
先ず、トラムに乗れない! トラムの切符は予め切符を買っておかなければならないのですが、その切符を売っている煙草屋が8時を過ぎると全て閉店しているのです!
添乗員の方から予め注意されていたのですが、うっかり忘れていました。

仕方なく地下鉄のU4に乗ってシェーンブルン宮殿駅で降りようと思い、地下鉄の入り口を地図を頼りに探したのですがなかなか見つからない。ようやく見つけて地下に降り、案内の矢印の通り進んで行くとまた地上に出てしまう(笑)
乗り場らしき所には大きなビニールシートがかかっていて工事中のような様相。

タクシーで帰るのも癪。二人とも歩くことは全く苦にしない性質なので、歩いて帰ることに決定(笑)
ケルントナー通りから環状道路(リンク)に出て、美術史博物館迄戻り、その横のマリアヒルファー通りをひたすら歩き続けました。途中、何度か地下鉄の入り口があったので中を覗いてみましたがU4の駅ではありません。そのうち、またトイレに行きたくなったので最寄りの地下鉄駅に駆け込みます。首尾よくトイレを見つけ、やれ助かったと思ったのですが、なんと全てガッチリ鍵がかかっている。どうやら8時を過ぎると利用できないようなのです!
幸いなことに近くにマックがあったので、チョコレート・アイスを注文し慌ててトイレに駆け込みました。因みにトイレ・チップは取られません(笑)

20分ほど休憩した後、また地図を頼りに歩き続けるとメルキュール・オイローパ・プラッツという広場に出ました。国鉄の西駅の近くです。
流石にここまで来ると二人ともバテバテ状態。時間も11時近くになっていたので駅前広場で客待ちをしているタクシーに乗り込みようやくホテルに到着。とんだ弥次喜多道中になってしまいました(笑)

翌8月14日、午前10時半に我々はホテルを出発。一路ウィーン空港に向かいます。結構楽しかった中欧の旅もこれでお終い、慌ただしい中にも多少の満足感を覚えながらオーストリア航空の機上の人となったのでした。


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ウィーン空港

では、お別れの曲は我々夫婦の夜の放浪を記念して(笑)モーツアルトの

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

第2楽章をお届けします。