そこにグラッド・ハンドと巡査のクラプキが現れ、2つのグループを一緒に躍らせ
ようとしますが失敗します。
それどころか、どちらもお互いに対抗心むき出しで激しいマンボのリズムに乗って
ダンス合戦を繰り広げる始末です。
ベルナルド役のジョージ・チャキリスとアニタ役のリタ・モレノの踊りがここでは
見所です。
そのダンス合戦の最中にトニー(リチャード・べイマー)が会場に姿を見せます。
そしてベルナルドの妹マリア(ナタリー・ウッド)に出会い、二人はたちまち恋に
落ちます。
映画では会場の中で二人の姿だけがくっきりと映し出され、それまでの激しいマンボ
の曲とは対照的な「マリア」の静かなメロディーに乗って二人は踊り始めます。

そこにマリアの兄であり、シャークスのリーダー、ベルナルドが現れ妹に近づくなと
言ってマリアの婚約者のチノを呼びます。
そして、チノにマリアを連れて帰るように命じた後トニーに迫りますが、リフが間
に割り込み、一時休戦とドラッグストアで話し合うことを約束します。
チノがマリアに「さあ、マリア、帰ろう」と声をかけたとき自分が恋に落ちた娘の
名前が「マリア」であると知り、トニーは夢見心地でその名を何度も口にしながら
家路につきます。

トニーが一月前から予感していた「何か素晴らしいこと」、それはこのダンスパー
ティーでのマリアとの出会いだったのです。
「マリア(Maria)」
ウエスト・サイドと言えば代表曲はトニーとマリアの二重唱「トゥナイト」ですが、
それに劣らず美しい曲が、この「マリア」だと私は思っています。
Maria
The most beautiful sound I ever heard:
Maria, Maria, Maria, Maria . . .
All the beautiful sounds of the world in a single word . .
Maria, Maria, Maria, Maria . . .
Maria!
I've just met a girl named Maria,
And suddenly that name
Will never be the same
To me.
Maria!
I've just kissed a girl named Maria,
And suddenly I've found
How wonderful a sound
Can be!
Maria!
Say it loud and there's music playing,
Say it soft and it's almost like praying.
Maria,
I'll never stop saying Maria!
The most beautiful sound I ever heard.
Maria.
今まで聞いた中で一番美しい音の響き
マリア、マリア、マリア、マリア・・・
世界中の全ての美しい響きがこの一言に籠められている
マリア、マリア、マリア、マリア・・・
マリア
マリアという名前の娘に僕は出会った
そして突然
その名前は僕には特別なものになったんだ
マリア
マリアという名前の娘にキスをした
そして突然
そのすばらしい音の響きに気づいたんだ
マリア
大きな声で口にすれば、楽の音が響くようだ
小さな声で囁けば、まるで祈りの言葉のよう
マリア
僕はいつまでもその名を呼び続けよう
今まで聞いた中で一番美しい音の響き
マリア
(ミスター・ビーン訳)
体育館でのダンス
マリア