*マイ・フェアレディ (2) ーWouldn't it be loverly?* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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好きな音楽の話題を中心に、気の向くままに書いていきます。

場所はロンドンのコヴェント・ガーデン・オペラハウス前、下町の花売り娘イライザは売れ残りの花をさばくのに必死です。

すると、おかしな中年の紳士の姿が彼女の目にとまりました。
オペラハウスから出てくる客の言葉に耳を傾け、しきりにメモを取っているのです。
彼は、ヘンリー・ヒギンズ教授。一流の言語学者で、下町の成金たちに上流階級の話し方を教えて生計を立てています。
「下品な話し方をする花売り娘でも、自分が教えれば半年で一流のレディに仕立ててみせる」というヒギンズの言葉を耳にし、イライザは猛烈な興味を示します。

そして、金持ちになった自分を想像してひどいコクニー訛り(ロンドン下町の方言)で歌うのが、この「Wouldn't it be loverly?(素敵じゃない?)」です。


マイ・フェアレディ




Wouldn't It be Loverly? (素敵じゃない?)
All I want is a room somewhere,
Far away from the cold night air.
With one enormous chair,
Aow, wouldn't it be loverly?


どっかに部屋が一個欲しいねえ
冷てえ夜風ともおさらばさ
でっかい椅子が一個あるといい
ああ、それって素敵じゃない?

  
Lots of choc'lates for me to eat,
Lots of coal makin' lots of 'eat.
Warm face, warm 'ands, warm feet,
Aow, wouldn't it be loverly?


あたいが食うチョコがたっぷりあってね
石炭もたっぷりあって温々(ぬくぬく)さ
顔もお手手もあんよもぽかぽか
ああ、それって素敵じゃない?


Aow, so loverly sittin'
abso-bloomin'-lutely still.
I would never budge 'till spring
Crept over me windowsill.


ワオ、素敵な気分で腰掛けて
身じろぎもせずに座ってるのさ
あたいはじっと動かない
窓の隙間から春が忍び込んでくるまでね


Someone's 'ead restin' on my knee,
Warm an' tender as 'e can be.
'ho takes good care of me,
Aow, wouldn't it be loverly?


あたいの膝で膝枕をしてる人がいてさ
めちゃくちゃあったかくて気持ちがいい
そいつがあたいをかまってくれるのさ
ああ、それってホントに素敵じゃない?

(ミスター・ビーン訳)




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