vol.3 対峙の始まり | DAIGO嫁 りえち♪の………『DAIGOしか愛せません』

vol.3 対峙の始まり

白いモヤに浮かぶ白い物体…


その物体の行動範囲が広がってきた。


その物体が何かに少しでも触れたら、同じような物に変わってしまうのだ。

但し、数分の間だけだが…

それを見て驚いていた薫だが、おじいちゃんの遺影のおじいちゃんが変わった時だけは、プッと笑ってしまった。


薫には少しだが霊力がある。

霊能者のように、除霊をしたり霊と会話したりはできないけれど、自分の身にふりかかる物を祓う程度の事はできる。


その念仏を唱えていると、中村の家から男が一人飛び出してきた。


年の頃は20代半ばから28歳辺りであろうか…

ちょっと小太りで、あまり背は高くなく、短めの髪は整髪料でツンツンさせている。


薫が念仏を唱えるのを辞めた瞬間、その男は薫を見てニヤリと笑った。

と、ほぼ同時にその男は倒れ込んでしまった。


すると、家の中を浮遊していた白い物体までもが、まるで高野豆腐になったかのように固くなり、床に叩きつけられ微動だにしなくなってる。


薫は、ますます訳が判らなくなってきた。