人間の行動を理解するにあたって遺伝子的に近いチンパンジーの生態は参考になる。


遺伝子的にも人間に一番近く、生態も似ている。今回は共通する部分を3つ紹介していきたい。


①群れる

群れを形成して行動する。オスは保守的で群れから離れずメスは他の群れに移籍する。

これは人間も似ていて集団で行動し男が家を継ぎ女が嫁に出る。


②他の群れに攻撃する

他の群れと行動圏内が被るようになるとオスを中心としてその群れを攻撃しにいく。

これは人間と一緒で大きく見ると戦争、小さいものだと企業同士の利益の奪い合いがある。本質は本当に良く似ている。


③階級がある

チンパンジーも猿と同様にヒエラルキーがある。力の強い者が上になり、そのための争いがある。

人間社会も同様で出世競争や権力争いがある。


◆おまけ:男女

チンパンジーは交配する時にオスがメスの機嫌を取る習性があり交配が終わると機嫌を取るのを止める。

これも人間と一緒で男が女を口説いたりするのは行動原理は一緒だ。


こうやって見てみると人間はまだ本能的な部分が強い。

人間は確かに進化によって生まれて高度な知能を手に入れたが所詮は動物だということがわかる。


「戦争を止めろ」とか「人権」とか「男女平等」と言ってる人たちは人間に進化を促しているのかもしれない。


近現代はもしかしたら進化推進派と動物的保守派の戦いの時代かもしれない。