練馬区の高齢男性の要介護・要支援の認定数が急上昇しているらしいことを、地域包括分野で活動しているケアマネージャーさんに教えられた。
興味半分で、現在のデータで判明している傾向について聞いてみた。お勤めをやめて数年が過ぎ、外部との交流が少ない、趣味の世界が「おひとり様」で完結する(パソコンゲームや読書)、口数の少ない人、極めつけが現役世代に社会的に高い地位にいた人だそうだ。いわゆるアフターリタイアメントで家の外から刺激が減った人たちで、しかも話す機会が減ってしまった、嘗て「偉い人・高給取り」と呼ばれた人たちだ。
いるいる 身近に「うじゃうじゃ」居る。ケアマネさんも同感だ。
そこで どんな対策があるかケアマネさんに質問した。その答えが
「元気な老人を中心に 意見交換・会話クラブを創って 言葉で話をする機会を増やしてもらう。これが近道なんですよ」
「病気から回復出来た経験話をもとに、その中心の一人になってもらえませんか?」
残った命は「儲けもの」だから、頼まれたらNOはない。早速勉強した。その見本が「快老生活のすすめ」轡田隆史著 三笠書房 知的生き方文庫。思考経路を学び、精神的開放について大いに勉強になった。