さて,昨日の続きであるが,長時間のフライトを終え無事に成田に到着。しかし,ゲートまでタクシー状態で20分も走行するのは長すぎる。ゲートに接続して,エコノミーの席が動き出し後方座席の私が下りれるまで5-10分は掛かる。疲れているせいか毎度それ以上に長く感じる。

 

9:20頃に降機でき,スカイライナーの時刻が9:36で行けそうなので,小走りでイミグレーションへ。

自動ゲートを通過し,大学に提出しなければならないため入国スタンプを押してもらえるデスクでお願いする。

出国スタンプを押してもらった同じページを開いてこのページに押してくださいと頼んだ。

大学に提出する際にコピーの枚数を減らすためだ。

 

研修中というバッジを付けた若い男性がスタンプを押す前に,パスポートを電子読み取り機でまた読み込もうとしている。

この後、税関もありそこが行列になっていると困るなぁと思うので,早くしてくれないかなぁ・・と思っていた。

あれこれやっていて上手くいかないようでスタンプ押すところに5—6人並び始めた。

どうしたのだろうと思っていると,どうやら私のパスポートの電子データが飛んでしまっているらしい。

キャッシュカードか何かもそんなことがあった気がしている。

理由は分からないがipodと同じポケットに入れたまま長時間のフライトだったからかなぁと思ったりしている。

 

それで,その係の方が復元するようなことを言い出している。時間かかるとスカイライナーが・・・ということつぶやいてしまった。彼では対処不可能かつスタンプ行列が10人弱になっているので、別の方(研修中ではない方)が出てきて、

私のパスポートを持って別のデスクに移動して作業を始めた。研修中の方は並んでいる人々にスタンプを押しておけとその方に指示されていた。小走りで抜かしてきた搭乗者にもそこで抜かれる始末・・・。

何とか3分程度で復元できたようで,有難うって言ってすぐにそこを後にして(これがダメだった!)税関へ。

2‐3名の列だったのでものの1分で通過し,5分位余裕をもってスカイライナーのチケットを買えた。

ホームに行くともうスカイライナーは待っていた。

自分の席に座り,あとは帰るだけ。

 

一応,パスポートでチェックしておくかと何気なく見たら,お願いしたページにスタンプがない。

焦って、他のページも探すがどうもない。私はスカイライナーに終点の第一ターミナルから乗っていて、これを確認しているのが第2ターミナルで停車中のとき・・・。さてどうしよう、このまま帰ってしまってはいけないな。最近はチェットの半券もくれないし、現に今回はくれなかった。(成田発の分だけくれた)これでは,大学への提出書類に不備がある。慌てて、電車を飛びおり事情を話して京成線の方に外に出してもらった。

 

第2ターミナルのインフォメーションで事情を話す。最初は日本語がイマイチな方だったが横にいた日本人女性に話をするとスムーズにいった。私が携帯電話を持っていないので内線で第1、2,3ターミナル全てにかけてくれた。しかしなかなか繋がらない。直接、私が第1ターミナルに行っても相手にされないそうで、事前電話が必要とのことで彼女が何度も何度も内線を掛けてくれた。数分の後、第3ターミナルのイミグレーションの内線に繋がりそこから第2に回してもらい事情を話して審査官がインフォメーションまで来てくれた。その方にも事情を話したら、今回だけですと言われ、私のパスポートをもって第2ターミナルで第1ターミナルの入国スタンプを押してきてくれた。(第2ターミナルにも第1ターミナルのスタンプがあるってことだね。)一応、復元されているかもチェックしてもらえますか頼んでおいたのでちゃんとチェックもしてくれていた。

その足で、京成に向かいスカイライナー購入窓口で事情を話すと便の変更ですねってことで追加料金なしで,2本遅れのスカイライナーに乗って帰ってきた。

 

第2ターミナルのインフォメーションの女性の仕事の出来ぶりが素晴らしく,全てに明快簡潔回答で私にとっての最適解を最短時間で実行してくれた。私は第1ターミナルに行くつもりで無料シャトルバスがあるって京成の方に聞いたけどどっちですか?との質問もしたけど、そこに直接行っても無意味になる可能性が高く電話で事前に話をしておかないといけない(自宅に帰った後でも同じ)ということで,彼女に助けられた。こういう能力の高い方,仕事のできる方が日本には多くいる。女性だからということではなく,好きになってしまった。何か土産を置いていこうとか迷ったけど、リュック一つでロクなものもないので丁寧にお礼をいってそこを後にした。

 

一方,乗ってきたOS便では男性外人CAがトレイを落としたり飲み物を違う人に渡そうとしたり、別の飲み物をを注ごうとしたりと酷かった。食事を配ってもすくに回収に来て(今回は空いていたためだろうが)食べ終わっていない状態のトレイを持っていこうとしたりと・・・。なんか餌を配られている気になった。でもって,後方トイレに行けばそのCAが女性CAとがやがやと楽し気に笑っている。日本人は自分の仕事に責任もって対応してくれて仕事もできるのに,なぜ、1人当たりのGDPが30位代にまで落ちてしまったのだろう・・。政治の責任よるところが大きいのが事実だが,彼らを代表として選んでおいて平気で暮らしている我々自身の責任も免れないということなのだろうと思った次第である。

 

しかし第2ターミナルのインフォメーションの女性、名前くらい聞いておけばよかったかな。素晴らしく好印象。

こっちが焦っていても落ち着いていて,ヨーロッパが多いんですかとか年にどれくらい行かれるんですかとか話をしてくれて

落ち着かせてくれたのでしょうね。帰宅は少し遅くなったけど彼女のお陰で±0、いや、身体的疲れが癒えた今となっては

いい経験・思い出となった。