1966年制作 アメリカ映画


原作 テネシー・ウイリアムス


脚本 フランシス・フォード・コッポラ


シドニー・ポラック監督


キャスト

アルバ・スター:ナタリー・ウッド

オーエン・リゲート:ロバート・レッドフォード


JJニコルズ:チャールズ・ブロンソン

ヘイゼル・スター:ケイト・レイド


ウイリー・スター:メアリー・バダム

ジョンソン:ジョン・ハーディング




この映画はGWに映画でも観ようとアマゾンの

セールを探していた時、いきなりロバート・レッドフォードの


凄い美青年の時の写真が出て、映画のタイトルも

初めて聴く作品で思わず買ってしまいました。



製作が1966年ですから、「明日に向かって撃て」で

大ブレイクする三年くらい前、多分デビュー間もない


頃の作品でしょう。共演のナタリー・ウッドも綺麗で

可愛く溌剌としてました。




物語はオープニングクレジットの途中から

始まります。




孤児のウィリーが線路の上を歌いながら歩いて

いるとトムと言う少年が話しかけてくる。




ウィリーは、姉が着ていたアチコチ破れた赤い服を

アルバ姉さんの形見よと言って、昔自分にも家族が


いた頃の話を始める。


オーエンは、ニューオリンズからミシシッピー州の

ドッドスンと言う鉄道従事者が多く働く小さな町に


やって来てスター下宿屋に泊まる事にします。

下宿屋は、ヘイゼル・スターと言う女主人の経営で




アルバとウィリーの二人の娘、長女のアルバは

その美貌から下宿人たちや近隣でも町一番の


美人と大評判で誰からもチヤホヤされて女王然として

気位も高い、



オーエンが訪ねた日は、母ヘイゼルの誕生日で

多くの鉄道員たちが集まり盛り上がっていた。


ヘイゼルは、アルバが男にモテるのを利用して

金持ちの中年男ジョンソンと結婚させようとするが


アルバにその気は全く無く、逆に台所で夕飯を出して

貰っていた都会的なオーエンを見て一目惚れする。



しかしアルバがいくら愛嬌振りまいても相手に

しないオーエン、逆に「もう、おしゃべりはいいから


食べるもの持ってきて」と使用人扱いして「私を誰と思って?」と

腹を立てたりしますが、オーエンに意地悪や、文句言われて


いるうちにだんだんと高慢ちきさが消えて行く様子の

ナタリー・ウッド可愛かったですね~、



翌日、オーエンは鉄道駅事務所に出向き、鉄道従業員の

人員削減のために調査員として派遣されて来た事を


事務所の役員に通知する。母ヘイゼルの愛人でありながら

アルバに気の有るJJは、オーエンが自分たちを解雇する



ために来た敵だと聞かされても、オーエンの魅力に

惹かれていく・・・・


町中の鉄道従業員からにらまれるオーエンはアルバと

一緒に街を歩いたり、父親がアルバのために作った


古くなった車両を見せて貰ってるうちに、アルバに


惹かれていく。



しかし、二人で映画を観た帰り、オーエンに解雇通知を

出された男たちから袋叩きにあい顔に大けがをして




アルバが手当てしていると、オーエンが一緒に

ニューオリンズ行こうと誘いますが、ヘイゼルはアルバを


金持ちのジョンソンと結婚させ、母娘で世話になろうと言う

魂胆で、鉄道従業員たちが解雇されると、スター下宿屋も


死活問題で裕福に暮らしたいヘイゼルは、アルバと

激しい口論になり、母への当てつけに自分に気がある


JJに向かって私とヘイゼルとどっちを選ぶの?と

叫び、JJとアルバはその夜結婚してしまいます。

朝早く目が覚めたアルバはオーエンへの思いが

募り仕度してJJのズボンのポケットからお金を盗み


オーエンに貰ってあった切符で、ニューオリンズ行きの

列車に乗り込みます。







翌日二人は公園で再会し、オーエンは仕事で

シカゴに行く事になり、ウィリーを連れて行きたい


と言うアルバの希望で二人は結婚を決意します。

所がある雨の日、オーエンを迎えに行って二人で


家に帰ってきたら、ヘイゼルが待ち受けていて

アルバが、JJと結婚し、JJの金を盗んでオーエンの


所に来た事をばらしてしまうのです。「ウソだろ?」

と言う顔でアルバを見つめますが、



アルバは取り乱し、何か叫びながら大雨の中

家を飛び出しどこかに走り去ってしまいました。



そうして冒頭のシーンに戻ります。



ウィリーは淡々とヘイゼルは男と駆け落ちし、

アルバは肺病になって、今は墓の中だと言うと


立ち上がって、また線路の上を歌いながら歩き

始める切ない終わりでした。




悲しい結末、レッドフォードにはナタリー・ウッド追いかけて

欲しかったですね、この時代女が職業を持つのは


まだまだだったでしょうか、このヘイゼルってお母さん

男なしでは生きて行けない感じを良く演じてましたね~


チャールズ・ブロンソンが端役ですがワルの感じが

出てました。









画像はお借りしました。