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今、渋谷シネマヴェーラで、キムギドクと

愉快な仲間達と言う、ギドク作品を、


中心とした、映画祭、開催されていますが、

ギドクを語る上で、はずせない「魚と寝る女」の


上映がないのが、残念でした。

この「悪い男」の、日本初上映は、


2004年2月、新宿武蔵野館で、この時

私は、キム・ギドクも、チョ・ジェヒョンも


全く知らず、翌年、2005年1月、現在の

韓流シネマフェスティバルの前身、


韓流シネマコレクションが、池袋新文芸座で、

開催され、当時のポスター保存してありますが、


30本の映画のラインアップは凄いです。

そこで、初めて、「悪い男」と「魚と寝る女」を


観て、キム・ギドクが忘れられない監督になり、

「悪い男」に主演した、チョ・ジェヒョンの演技に


圧倒されました。


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この、目を見てください!ギドク監督は、

俳優をキャスティングする時、必ず、


目力のある俳優を使いますが、ジェヒョン

この時、36才ですが、目力、だんとつです。


当時DVDが、出ていたのか、どうか

知りませんでしたが、近所のツタヤで、


レンタルDVD見つけた時は、恋人でも

見つけたかのように、嬉しく、DVDは1本しか


なかったので、ほぼ、私が独占して、

7泊8日を繰り返すこと、3ヶ月


そのうちDVDを見つけて買い、

私のレンタルDVD独占が終わりました。(笑)
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ソナらしき女性が海の中に入水して、

最後は水の中に消えて行くシーンで、


それを観たソナが、自分の運命を察し、

「私を、元の場所に返して」という


印象的なシーン、
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売春街の様子ですが、ギドク監督は、画家に

なりたかったというほど、絵が得意だっただけに


この売春街の美しさは、見事でした。

雨の降る日、客は、来なく、女たちは、


普段仕事で、花になど気持ちが行きませんが、

雨の中、それぞれ、植木鉢に水遣りする


ために、軒下から、道の方へ出してやり、

こういうところに、ギドク監督の、底辺で、


働く女たちへの思いやりを感じ、韓国で

公開当時、女性蔑視だと騒がれたそうですが、


そんなことは、映画全体を観れば、

分かる事なのに・・・と思いました。


今回改めて確認したのは、最初、ベンチで

ボーイフレンドを待ってるソナを、カメラは、


なめるように、いかにも清純そうな、ソナの

足元まで写し、きれいに揃えた、膝から下の


ソナの脚、汚れなき脚、でも、最後、ハンギに

連れられて、最初のベンチに座った、ソナの脚


一瞬なんですが、脚のすねが黒くシミだらけ

なんです。あれは、ソナがもう、女子大生では


なく、娼婦になってしまったことの象徴なんでしょうか?

私には、謎として、残っています。


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