経営における理論や思考を通じて

 

実践に役立てる情報を発信します。

 

 

 

変革への挑戦を応援するコンサルタント

 

荒井竜哉です。

 

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は3万7963円

 

前週末比1066円高と大幅に続伸しています右上矢印

 

 

 

1000円超の上げ幅は久しぶりに見ましたが

 

2020年3月25日以来だそうです。

 

 

 

東京で外出自粛要請があり、

 

まさにコロナ禍に入ろうとしているところで

 

株価は乱高下していました。

 

 

 

当時の日経平均は1万9000円台

 

そのころから約2倍に上がっています。

 

 

 

上昇の背景には、

 

世界的なAI需要に対する期待から

 

日本の半導体関連企業への買いが多かったことが

 

挙げられています。

 

 

 

 

 

KDDIの資本参加で、高度化が期待されるローソン

 

 

KDDIがローソンの株式の半数を取得し、

 

ローソンは非上場化

 

三菱商事との2社で経営することになります。

 

 

 

画像:KDDI

 

 

 

 

KDDIはこれまでにもローソンに出資し、

 

人手不足に対応する

 

セルフレジ等のオペレーション改善や

 

 

 

配送効率化・食品ロス削減に向けた

 

需要予測など

 

 

 

デジタル化でローソンの経営改革に

 

参加してきましたが

 

これまで以上に

 

経営に深くかかわることになりそうです。

 

 

 

ローソンはこれらデジタル化や

 

供給体制の再構築など

 

ビジネスを大きく変える取り組みをして

 

その先進性や次元の高さには

 

目を見張っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「買い物してもらおう」という気持ちが感じられないレジ

 

 

一方で、

 

小売業なのに

 

気持ちよく買い物できないことがあり、

 

個人的にはコンビニとして

 

どうしても好きになれない面もあります。

 

 

 

 

 

 

先日も深夜にローソンに立ち寄ると

 

セルフレジしかなく、

 

そのセルフレジもこのような状態。。。

 

 

 

 

 

 

ベルは汚れていて押す気にもなれず、

 

案内を書いた紙も汚れた何かの裏紙。

 

レジ袋は投げ出されていて

 

レジ打ちするスペースもありません。

 

 

 

お客さんに買い物をしてもらおう

 

という気持ちがあるようには

 

感じられないんですよね。

 

 

 

これだけビジネスの先進性、次元の高さが

 

あるにも関わらず、

 

店舗あたりの日販50万円のローソンが

 

同70万円のセブンイレブンに勝てないのは

 

小売業という業態において

 

セブンイレブンにあってローソンにないもの

 

があるんだと思います。

 

 

 

 

セブンイレブンにあってローソンにないもの

 

 

先日、そのことについて

 

書かれた記事がありました。

 

 

 

記事ではずばり、

 

それは創業の理念の存在だ。

 

セブンには

「既存中小小売店の近代化と活性化 共存共栄」

がある。

 

零細小売店をセブンに転換し、

効率的な経営で

売上高、利益をあげるのが

「近代化と活性化」。

 

「共存共栄」は

セブン本部と加盟店主が

利益を分け合う意味がある。

利益の最大化を目指せば共に潤う。

本部は実現を支える。

 

対照的にローソンには創業の理念はなかった。

OBは

「セブンのマネをしていた。それでよかった」

と述懐する。

仕事に深みはなかったが、

高度成長の右肩上がりの経済が

経営の拙攻を覆い隠していた。

ローソンが初の理念を策定したのは

00年の上場直前だった。

引用:日本経済新聞

 

 

 

創業当時はダイエーグループでしたが、

 

それでもその当時、

 

小売店としての理念がなかったことが

 

今日まで影響しています。

 

 

 

資本力は競争優位性を確保する上で

 

重要な力ではありますが、

 

一方で

 

それだけでは優位になれないということを

 

ローソンとセブンイレブンの差が

 

物語っているのかもしれません。

 

 

 

高度なビジネスを目指すと同時に

 

理念にもとづいた経営できるかどうかは

 

ビジネスの現場に表れ、業績にも影響することを

 

意識しておくべきでしょう。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務