経営における理論や思考を通じて

 

実践に役立てる情報を発信します。

 

 

 

変革への挑戦を応援するコンサルタント

 

荒井竜哉です。

 

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は3万6354円

 

前週末比196円高と続伸しました右上矢印

 

 

 

米国では雇用者数が市場予想を上回って

 

伸びていることが確認されました。

 

 

 

旺盛な労働需要が賃上げを促進し

 

中央銀行にあたるFRBによる利下げが

 

後ろ倒しになるとの見方が

 

多かったようです。

 

 

 

一方でメタ社など

 

業績好調な企業の決算発表を受けて

 

ダウ平均、ナスダックともに

 

上昇していました。

 

 

 

東京市場はこれらの影響を受けて、

 

米国の利下げ後退から

 

銀行株が上昇するとともに

 

業績好調な企業の株価が上昇しており

 

日経平均を押し上げています。

 

 

 

なかでも三越伊勢丹ホールディングス

 

高額商品とインバウンドが

 

想定を上回る業績だったことに加え

 

増配と自社株買いで株主への還元が評価され

 

株価が10%伸びたようです。

 

 

 

 

昨年の餃子日本一は浜松市

 

 

2023年の家計調査の結果が公表され、

 

毎年恒例となった「餃子購入額」

 

浜松市がトップに返り咲きました。

 

 

 

 

画像:浜松市

 

 

 

ここ2年は

 

餃子を観光資源にしようと掲げている

 

宮崎市が1位でした。

 

 

 

宮崎市の勢いが落ちたところに

 

浜松市が一気に抜き去った格好です。

 

 

 

 

 

餃子日本一でも手放しで喜べない理由

 

 

ところで

 

このランキングを見て気になるのが

 

支出額が徐々に減ってきている点です。

 

 

 

2013年に一位だった宇都宮市

 

当時、5000円近い支出

 

記録しているのですが、

 

2023年は3200円。

 

 

 

この10年で30%も下がっています。

 

 

 

これは人口動態の変化の影響も

 

少なくないんじゃないかと思います。

 

 

 

宇都宮市の人口3区分の比率推移をみると

 

高齢化が顕著に見られます。

 

 

 

出所:宇都宮市統計より作成

 

 

 

高齢化とともに食事量は減りますし、

 

なにより若者に好まれる餃子の消費量は

 

減っていっているんじゃないでしょうか。

 

 

 

このような環境で、

 

地域内の世帯をもとにした

 

餃子の支出額を競うことは

 

縮小が避けられない業界での争いでしかなく

 

時代の流れに逆行しているのかもしれません。

 

 

 

人口減少、高齢化が進む今、

 

餃子業界は地域世帯の支出額を争うのではなく

 

 

 

宮崎市のように、

 

いかに「観光資源」として

 

外部から人を呼び込み、

 

その消費を増やすかのほうが

 

実は重要なんだと思います。

 

 

 

「日本一」のネームバリューは

 

とても大きいものですが、

 

 

 

評価指標(地域の世帯支出額)

 

とるべき方針(外部からの消費を増やす)

 

ちぐはぐな点は

 

十分に留意すべきでしょう。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

ブログの内容などお問い合わせは、メッセージ、もしくは
」までご連絡ください。

IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務