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荒井竜哉です。
昨日の日経平均の終値は3万6026円、
前週末比275円高と反発しました
米国では
12月の個人消費の支出に関する
統計が発表され
市場予想を上回って伸びたことが
確認されました。
消費の強さから
米国経済の見通しを楽観視する
投資家も多かったようで
ダウ平均は続伸し、
最高値を更新していました。
前週末、
500円近く下落していた日経平均は
米国市場が好調だったことで
買い戻しが多く、
反発につながったようです。
いよいよ米国アップル社から
ゴーグル型端末「Vison Pro」
が発売されます。
「Vison Pro」は
装着すると目の前に
巨大なスクリーンが現れ、
視界の中に
ブラウザー(ネット閲覧ソフト)や
ビデオ通話、音楽再生など
iPhoneユーザーが慣れ親しんだ
各種のアプリのアイコンが浮かび上がる。
コントローラーは不要で、
目や手の動き、声だけで
直感的に操作できる。
引用:日本経済新聞
というものです。
昨年6月に発表されてから8ヶ月。
個人的にもとても興味のある製品なんですが、
価格は50万円にもなるので
とても手が出せません。。。
ただ、今回発売される米国では
たとえばカリフォルニアの店舗予約枠は
予約開始から数分で埋まってしまうなど
好調のようです。
すでに20万台近くが売れたとの推計もあり、
初年度出荷台数は
40万台にもなる可能性もあるとか。
初代iPhoneの
初年度出荷台数は610万台で
Vison Proの初年度予測の15倍にも
なりますが
金額(ドル)ベースに置き換えると
初代iPhone:499ドル×610万台≒30億ドル
Vison Pro:3,499ドル×40万台≒14億ドル
と約2倍程度まで差が縮まります。
今普及している
メタ社などの端末価格と比べると
Vison Proの価格は6倍にもなり
その価格差もあって
前述の記事では
Vison Proの本格普及の道のりは険しい
としていますが、
これだけ出荷が見込まれているというのは
相当、期待されている
とみていいんじゃないでしょうか。
期待の背景には
この製品でないと得られない体験がある
という点にあると思います。
「Vison Pro」はApple IDを通じて
ほかのアップル製品とも連携します。
そこではアプリを自在に使うことができて、
空間を共有しているように
他者とのコミュニケーションができるそうです。
アップル社が提供していた製品・サービスが
「視覚」を通じてつなげてくれるVison Proは
メタバースの体現ともいえます。
アップル社の
独自の製品・サービスを真似することは
とても簡単にできることではありませんが、
たとえ
未経験の高価格な製品・サービスであっても
それで得られる未来が見合っていれば
購入者がいる
という点は
どの企業においても
留意すべきことだと思います。
たとえば
飲食業で魅力的なメニューやサービスを用意したり
小売業で商品の魅力を伝えたりすることができて、
その期待と価格が見合っている感じてもらえれば
「購入する」という行動につながる可能性を
示しているからです。
Vison Proは
期待どおりの体験ができるんでしょうか。
レビューが待ち遠しいところです。