パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は3万3408円

 

前日比39円安とほぼ横ばいでした右下矢印

 

 

 

11月に入ってから

 

日経平均が大幅に伸びており

 

高値が警戒されて利益確定の売りが多く、

 

伸び悩んだようです。

 

 

 

さらに円高が進み、

 

自動車など輸出関連株が下がったことも

 

日経平均の下落につながりました。

 

 

 

前々日の米国市場も同様に

 

ダウ平均、ナスダックともに微減でしたが、

 

しかしながら株式市場の変化もあり、

 

年末に向けて上昇するのではないか

 

と期待されているようです。

 

 

 

その変化は、

 

米国株の予想変動率です。

 

これを表す「VIX指数」

 

10月中旬に21台をつけた後、

 

直近では12台まで下落し、

 

相場変動が落ち着き始めています。

 

 

 

相場変動の落ち着きは

 

これまでリスクを回避し、

 

様子見していた投資家を動かし

 

相場を押し上げ始めているようです。

 

 

 

 

 

 

米国での投資マネーの増加は

 

当然ながら日本市場にも影響するので

 

今後の動向が注目されます。

 

 

 

 

 

 

対面重視の「出社手当」

 

 

コロナ禍

 

リモートワークが広がり、

 

自宅で発生する

 

水道光熱費、通信費を支援する

 

という名目で

 

「在宅手当」を支給する会社が

 

増えました。

 

 

 

ところがコロナ禍が落ち着いた今、

 

逆に「出社手当」なるものを

 

採用する会社が増えているそうです。

 

 

プロジェクト管理システムを手掛ける

アジャイルウェア(大阪市)は

9月から、

1日4時間以上オフィスに出社した社員に

出社手当の支給を始めた。

1日2000円。

 

社員同士でランチに出た場合には、

各人に500円のランチ手当も出す。

 

いずれも月10日分が上限だ。

 

近く就業規則の賃金規定に

関連条項を新設し、

恒久的な賃金制度にするという。

引用:日本経済新聞

 

 

 

同社はコロナ前から

 

リモートワークを推奨し、

 

社員に場所を選ばない働き方を

 

認めていたようです。

 

 

 

ところがコロナ禍で出社する人が激減し、

 

コミュニケーションが十分に取れない

 

職場環境で

 

メンタル不調を引き起こす社員が増え

 

退職する人もいたようです。

 

 

 

出社を促進し、

 

コミュニケーションの活性化させることで

 

メンタル不調になる社員を減らすとともに

 

新しい事業アイデアの発想にも

 

期待が寄せられているようです。

 

 

 

私自身、最近は対面で会話をする機会が増え、

 

雑談などの

 

ちょっとしたコミュニケーションや

 

一緒に食事をしたり、

 

冗談を言ったり、

 

活発に意見交換したり、

 

お互いにフォローしたり、

 

改めて対面の良さを実感しています。

 

 

 

 

 

本質的な人間の営みと言える「対面」コミュニケーション

 

 

個人の知識やノウハウを組織で共有し、

 

創造的な活動をするのに

 

「SECIモデル」というものがありますが、

 

 

 

画像:パーソルキャリア

 

 

 

これを提唱している野中先生

 

コロナから半年ほど経ったころから

 

共感から始まるこのモデルから考えれば

 

「人との関係性」を絶つリモートは

 

本質的な人間の営みに反する

 

とおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

 

コロナ禍が落ち着いた今、

 

極力、人との関係性を築ける対面

 

コミュニケーションすることが望ましく

 

 

 

前述の記事にもあるように

 

会うことの重要性

 

科学的にも証明されています。

 

 

 

 

 

外発的動機づけである「出社手当」の留意点

 

 

一方、

 

「出社手当」という金銭的な報酬

 

対面の場を設けることは

 

望ましいのでしょうか。

 

 

 

一般的に金銭的報酬は

 

「外発的動機づけ」と呼ばれ

 

効果が長続きせず、自主性を妨げる

 

と言われています。

 

 

 

そのため、

 

主体的に自走して取り組む

 

「内発的動機づけ」の方が望ましい

 

と言われています。

 

 

 

しかしながら

 

何もないところから急に自発的に

 

「出社しよう」

 

とはなりません。

 

 

 

ここはやはり、

 

人を動かすための動機づけが必要で、

 

出社手当による「外発的動機づけ」

 

必要なのでしょう。

 

 

 

 

ただし、

 

ただ出社手当を設ければいいのか

 

というと

 

決してそうではないと思います。

 

 

 

出社しても対話の機会がなく

 

「出社したら報酬がもらえる」

 

と報酬をもらうことが目的化してしまったら

 

内発的動機が高まることなく、

 

 

 

「自主性を妨げる」という

 

外発的動機づけのデメリット

 

強化されてしまいます。

 

 

 

出社したら対話が生まれ、

 

本質的な人間の営みである

 

「人との関係性」

 

を構築できているかどうか。

 

 

 

この点に配慮して

 

職場環境の変化やコミュニケーションの状況を

 

確認することが重要になってきます。

 

 

 

出社手当は、

 

出社するために人を動かす

 

ひとつのきっかけでしかないこと

 

留意すべきでしょう。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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中小企業診断士
ITコンサル会社勤務