パラレルワークの強みを生かし、
コンサルティングを通じて
事業マネジメントを推し進めます。
荒井竜哉です。
昨日の日経平均の終値は3万3447円、
前週末比177円安と反落しています
米国では
中央銀行にあたるFRBの利上げが終わる
との期待から
ダウ平均が続伸していました。
これを追い風に
当初、東京市場でも
買いが進んでいたようです。
ただ、日経平均は
11月に入ってから先週末までに
2700円超、上昇していたこともあって
バブル後高値を上回ると一転して
利益確定の売りが多くなり、
下落となりました。
唯一、日米の長期金利上昇で
業績改善が期待された金融セクターのみ
多くの企業の株価が上昇しています。
生物の遺伝子は通常、
「親から子」へ
「垂直」に受け継がれますが、
異種間で「水平」に飛び移ることがある
という面白い記事がありました。
記事で紹介されている事例のひとつが
「ハリガネムシ」。
ハリガネムシはカマキリの体内に寄生して、
カマキリを水に飛び込ませて
溺れさせるそうですが
ハリガネムシの遺伝子に
カマキリの遺伝子と似た配列が
約1300個見つかったそうで
カマキリのDNAの一部が
ハリガネムシのDNAに取り込まれた
「水平伝播(でんぱ)」があった
と見られており、
この「水平伝播」によって
カマキリの体を操作して
溺れさせている可能性があるようです。
ヒトを含む脊椎動物が
目で光を感知する仕組みにも
細菌の遺伝子が影響した形跡
があるそうで
記事では異種間で水平的に
遺伝子が伝播することで
進化する可能性について
説明されています。
先日、東京駅で偶然、
「サカナバッカ」
という魚屋さんを見つけました。
威勢のいい大将がいる
従来の魚屋さんのイメージと違って
オシャレな店内、
キレイな陳列、
新鮮な魚、めずらしい加工など
一時期とても注目されていたので
一度行ってみたいと思っていました。
偶然通りかかって
とてもテンションが上がったのですが、
残念ながら駅ナカで
鮮魚は置いていませんでした。
ただ、総菜や弁当など、
おいしそうな商品がたくさん並んでいて、
帰りに食べる夕食に
「かれい西京海苔弁当」
を買って食べたのですが、
脂が乗っていて、
かなりおいしかったです。
少しお値段が張りますが、
おいしい魚を食べたいときには
ぜひ今後も買いたいと思いました。
サカナバッカのコンセプトは
「毎日の食卓に感動と冒険を」
画像:フーディソン
町の鮮魚店を
現代的にアップデートして
産地から仕入れる高鮮度の鮮魚や
デザイン、商品企画を軸に
お店を展開しています。
ではサカナバッカが
従来の魚屋から進化したのか
というと実はそうではなく、
運営するフーディソンという会社は
もともと魚の流通を変えようと
「魚ポチ」という
鮮魚仕入のECサービスから
展開していました。
その後、サカナバッカをオープンし、
仲卸や人材紹介会社など、
事業領域を拡大しています。
画像:同上
従来の町の魚屋さんが唐突に
「サカナバッカ」
を誕生させることは
恐らくなかったんじゃないかと思います。
IT企業の立場から鮮魚の流通を考え
どのようにすれば消費されるかを考えた末、
デザインや商品企画が重視され
サカナバッカが生まれたんでしょう。
昔からある魚屋さんでも
新しい新しい事業や
これまでにない価値提供は可能です。
事業においても生物の進化と同じように
異種間の遺伝子の伝播の可能性を感じます。