パラレルワークの強みを生かし、
コンサルティングを通じて
事業マネジメントを推し進めます。
荒井竜哉です。
ヤマト運輸が小型荷物を配達する
個人事業主、約3万人との契約を
来年度末で終了することがわかりました。
今年6月、
カタログやチラシ、「ネコポス」といった
ポストに投函する小型荷物を
すべて日本郵便に委託する
と発表していましたが、
この委託切り替えに伴って
その配達を担っていた個人事業主との契約を
終了させるようです。
画像:ヤマト運輸
年々、郵便物の引受物数が減っている
日本郵便にとっては
ヤマト運輸からの委託によって
配達量が増え、収益改善が見込めますし、
低価格サービスを個人事業主に頼る
ヤマト運輸にとっては
インボイス制度の導入によって
消費税の納税額が増えることが予想され
ただでさえ収益性の低いサービスにおいて
利益が圧迫されることを避けられます。
両社ともにビジネスの構造として
このままでは明るい将来は見通せず、
無理がきている状態だったんだろうと思います。
配送拠点から自宅まで届けることを
「ラストワンマイル」
といいます。
ヤマト運輸の収益改善のための
リストラという意味だけではなく
個人事業主との契約終了によって
「ラストワンマイル」の一部を
手放すことになります。
そうなると、
以前、ブログでもご紹介したように
物流網を強化しているAmazonが
国内の「ラストワンマイル」を掌握するようになる
可能性が高まるんじゃないかと思います。
まずは2024年1月に
カタログなどを配送するクロネコDM便が
ヤマト運輸から日本郵便に移管され、
その後、2024年度末に
ネコポスが移管される予定です。
これらの移管を経て
Amazonでの個人事業主との契約や
サービスにおいて
事業拡大の兆しや変化などが
見られないかも注目しています。