パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は2万7516円

 

前日比70円高と続伸しました右上矢印

 

 

 

米国の物価上昇が止まらず

 

金融政策の引き締めは

 

今後も続くと見られています。

 

 

 

米国の長期金利は上昇し、

 

ダウ平均、ナスダックともに下落したことで

 

東京市場でも成長が期待される銘柄を中心に

 

株価が下がりました。

 

 

 

一方で割安株の人気は依然高く、

 

また中国の経済指標が好調だったことから

 

中国関連株も上昇し、

 

日経平均の上昇につながったようです。

 

 

 

 

 

ハンガーが高騰・・・でも上がるのは価格だけじゃない

 

 

ハンガーの価格が上がっています。

 

 

 

原油高などで

 

原材料の価格が高騰しており、

 

洗剤のコストも上がっているクリーニング店

 

消費者への転嫁も難しく特に大変な状況ですが、

 

 

 

消費者向けのハンガー商品

 

ただのコストアップによる値上げだけではなく、

 

商品を進化させ

 

高付加価値化を進めているようです。

 

 

 

 

 

 

こちらの記事によると

 

コロナ前は1000円前後の商品が主流でしたが、

 

コロナ禍以降、あるメーカーでは

 

1500円前後の商品が主流に

 

入れ替わっているそうです。

 

 

 

どんな商品が人気なのかというと

 

  • 物干しざおに提げるフックを増やして
    ハンガーを固定し、
    風による回転を防ぐもの

 

 

画像:ダイヤ

 

 

 

 

これによって

 

窓や網戸に洗濯物が接触せず、

 

洗い直すことがなくてすむようになるみたいですね。

 

 

 

他には

 

  • アームが開閉し、服を伸ばさなくても干せるうえ、
    サイズ変更も可能

 

画像:ダイヤ

 

 

 

 

 

  • ワンタッチで取り込み可能なもの

画像:同上

 

 

 

 

こんな具合で、

 

ただこれまでどおりの商品の価格を

 

単純に上げているのではなく、

 

 

 

共働き世帯が増えていることや

 

コロナ禍で自宅時間が増えていること、

 

時短ニーズが高まっていることなど

 

時流に合わせた機能向上に余念がありません。

 

 

 

 

参考になるVE

 

 

このように価格が1.5倍になっても

 

その差額以上に

 

生活を楽にするものであれば

 

購入するハードルはぐっと下がります。

 

 

 

差額コストが500円増えても、

 

1回でも洗い直しがなくなったり、

 

毎日洗濯したり取り込む時間が数分短縮できれば

 

コストを回収できるのは明らかなので

 

なにも躊躇することはありません。

 


 

このとき参考になる考え方のひとつに、

 

製品やサービスの価値向上を

 

「機能」と「コスト」の関係

 

(機能/コスト)

 

から図るものとして

 

バリューエンジニアリング(VE)

 

があります。

 

 

 

重要なのは

 

「機能」は決して下げないことです。

 

 

 

出所:アクア

 

 

 

 

コスト上昇で

 

値上げをせざるをえない局面に立たされる事業者が増え

 

3月に入って値上げラッシュが再び続いています。

 

 

 

このとき、

 

ただコスト分を値上げするのではなく、

 

いかにして「機能」を上げるか。

 

 

 

部品メーカーや流通業など

 

手を加える余地が小さい業種の場合は

 

これを考えることは難しいかもしれませんが

 

 

 

最終製品(商品)サービスを提供する企業は

 

ハンガーメーカーの事例や

 

VEにおける「上図の4」の考え方は

 

値上げの際に考えるポイントとして

 

参考になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務