パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は2万7433円

 

前週末比50円高と続伸しました右上矢印

 

 

 

前週末、米国では

 

個人消費の物価の伸びが鈍化したことがわかり

 

インフレがピークを越えたと見る向きが

 

大勢になってきました。

 

 

 

中央銀行にあたる

 

FRBの政策決定会合を控えていますが、

 

利上げペースが減速すると見られ

 

ダウ平均、ナスダックともに

 

上昇していました。

 

 

 

米国株の上昇を受けて

 

東京市場も上昇傾向にありましたが

 

 

 

利上げ減速ドル安・円高を招いた結果

 

自動車など輸出関連株は下落するなど、

 

上昇・下降が入り乱れることになりました。

 

 

 

 

 

30年を迎えた「生活定点」

 

 

博報堂が「生活者」の嗜好や消費動向などを

 

2年に1度、調査している「生活定点」

 

 

 

これが昨年2022年に30年の節目を迎え

 

30年間の変化をまとめたレポートが

 

公開されています。

 

 

 

 

 

 

 

30年前の私は小学5年生。

 

 

 

ファミコンばかりして怒られたり、

 

テレビの取り合いをしていた記憶がありますが

 

 

 

今やスマホやデジタル製品に囲まれて

 

個々人が専用の「画面」を持ち

 

 

 

エンタメもゲームだけではなく

 

動画や音楽などさまざま楽しめるようになり

 

思い思いに生活することが

 

すっかり定着しました。

 

 

 

当時と今との30年間を

 

一気に飛び越えて比較すると

 

その変化は劇的に感じるのですが、

 

「生活定点」のような

 

長期間に渡る変化をレポートで見ると

 

徐々に変化していることがわかります。

 

 

 

 

不動人気の寿司と、人気が落ちる家庭料理

 

 

レポートの中で特に興味深かったのが

 

食生活に関するものです。

 

 

 

好きな料理の変化を見ると

 

30年間、寿司が1位です。

 

 

 

焼肉やラーメンも上位の常連です。

 

 

 

 

出所:同上

 

 

 

 

 

ランクが上がってきているのが

 

脂質の多い料理。

 

 

 

 

 

 

サントリーの「黒烏龍茶」

 

発売されたのが2006年ですが

 

ちょうど「脂質の多い料理」の人気が

 

高まりだしたころなのがわかります。

 

 

 

 

逆にランクダウンしているのは

 

和食

 

 

 

特に煮物や焼き魚などの

 

家庭料理の分野です。

 

 

 

 

 

 

世帯人口が減り、共働き世帯が増え、

 

自宅での調理機会が徐々に減ってきました。

 

 

 

その結果、

 

手軽に済ませられる外食や中食、

 

簡易な調理が可能なミールキット等が広がり

 

和食の家庭料理を食べる機会が減ったことが

 

人気の凋落に影響しているのかもしれません。

 

 

 

 

 

これからの復権に期待したい家庭料理

 

 

国内の「生活者」という視点で見れば

 

人気が落ちている和食の家庭料理ですが

 

個人的にはまだまだポテンシャルを秘めている

 

と思っています。

 

 

 

海外では

 

健康志向から魚食人気が高まっていますし

 

ヴィーガンなど菜食主義の人も増えています。

 

 

 

イスラム圏からの訪日外国人も増えていて

 

ハラール対応の需要も増えています。

 

 

 

日本の家庭料理が

 

これらの海外需要に応えていく可能性は

 

十分にあるように思います。

 

 

 

大阪・関西万博の開催まであと2年ほど。

 

 

 

先日、パビリオン出展の中止を発表していた

 

大阪外食産業協会が

 

規模を縮小して出展することが決まりました。

 

 

 

 

 

 

これもひとつのきっかけになるんじゃないかと思います。

 

 

 

社会構造が変わってしまった以上、

 

30年前のような形では戻らないかもしれませんが

 

和食の家庭料理の復権に期待しています。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務