パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は2万6387円

 

前日比180円安

 

5営業日で下落しています。

 

 

 

前々日に日銀が長期金利の変動の許容幅を広げ

 

突然の実質利上げの影響が

 

市場に波及しています。

 

 

 

前々日同様、

 

利上げによる業績向上が明らかな

 

金融株が上昇する流れは変わりませんでしたが、

 

 

 

利上げによって日米の金利差が縮まることから

 

円高が進み

 

業績が悪化する自動車など輸出関連株が下落

 

逆に海外からの輸入に頼る

 

食品など消費関連株が上昇

 

といった具合です。

 

 

 

東証プライム市場の売買代金は

 

前々日の4兆円には届かなかったものの

 

3兆7000億円を超えました。

 

 

 

日銀発表前が

 

2兆3600億円だったことを考えると

 

その影響の大きさがわかります。

 

 

 

いいことづくめの看板メニュー「TKM」

 

 

猛暑の町としても知られる埼玉県・熊谷市

 

今年の最高気温は40℃だったみたいですね。

 

 

 

その熊谷市に

 

「TKM」なる人気ラーメンを提供する

 

「ゴールデンタイガー」というお店があるそうです。

 

 

 

TKM

 

卵かけご飯(TKG)、ではなく、

 

「卵かけ麺」

 

の略称だそうで、

 

地元だけでなく東京でも人気だとか。

 

 

画像:Twitter

 

 

 

このラーメン店が取り上げられた

 

新聞記事によると

 

もともとTKMは

 

つけ麺がメインだったお店の

 

サブメニューだったそうです。

 

 

 

それが最近ではメインのつけ麺以上に

 

人気が出て

 

看板メニューになっています。

 

 

 

TKMが看板メニューになったことで

 

いくつも良い効果があったようです。

 

 

 

つけ麺だと

 

スープを炊くなど

 

仕込みに時間がかかりますが

 

TKMは

 

太麺、チャーシュー、生卵、しょうゆダレなどで

 

作られているので

 

つけ麺ほど仕込み時間がかかりません。

 

 

 

 

また調理時間が早くなり、

 

提供時間も早くなります。

 

 

 

また熱くないので

 

お客さんの食べる時間が早まり

 

お店の回転は

 

以前のラーメン店の2倍にも

 

なっているそうです。

 

 

 

回転が増えて売上が上がり

 

原価と人件費が抑えられて

 

利益率も上がり

 

相乗的に利益も増えます

 

 

 

にも関わらず

 

スタッフの自由な時間も増える

 

と、いいことづくめのTKMです。

 

 

 

 

 

ヒット要因のひとつは「地域との相性の良さ」

 

 

TKMのヒットの要因は、

 

イベントなどへの出展で

 

知名度が上がったことや

 

接客に力を入れたことなどが

 

挙げられるそうです。

 

 

 

もちろん、

 

味が受け入れられたことも

 

あると思います。

 

 

 

その中でも私が注目したヒット要因は

 

「埼玉県民がうどん好き」

 

という地域との相性の良さです。

 

 

 

TKMは

 

モチモチの麺を使った麺を楽しむ食べ物で

 

うどんに慣れ親しんだ土地柄に

 

合っていたようです。

 

 

 

また冷たい麺の混ぜそばのように食べるので

 

猛暑の熊谷にマッチしました。

 

 

 

商品、メニュー開発において、

 

このような地域の食文化や気候を意識することは

 

案外少ないんじゃないかと思います。

 

 

 

 

地域の食文化や気候の影響は侮れない

 

 

先日訪問した秋田でも

 

食べ物に対する地域性を感じました。

 

 

 

稲庭うどんに代表されるように

 

秋田県もうどんの消費量が多く、

 

うどん・そばの消費量は

 

香川県に次いで2位です。

 

 

画像:都道府県別統計とランキングで見る県民性

 

 

 

 

 

秋田県のスーパーも見て回ったんですが、

 

商品棚に並ぶチルド商品、乾麺の種類の豊富さ、

 

並んでいるボリュームは

 

私の住む兵庫県のスーパーとは

 

比較になりませんでした。

 

 

 

 

 

 

また、ちょうど漁が始まり、

 

県の魚にも指定されているハタハタ

 

鮮魚棚の半分近くを占めていたり、

 

 

 

秋田県では味噌や醤油など

 

発酵食品が親しまれていることもあって

 

麹や酒粕などの商品

 

20種類近く並んでいました。

 

 

 

いずれも私の地元とは全く違います。

 

 

 

土地の慣習や食文化は根付いていて

 

その影響力は侮れません。

 

 

 

流通網が発達して

 

全国どこでもいろんな種類のものが

 

食べられます。

 

 

 

そうなると

 

地域特有の食文化や気候

 

見過ごされがちですが

 

 

 

食への親しみやすさや影響力を考えると

 

商品開発、メニュー開発において

 

これらに目を向けてみる価値は

 

十分にあると思います。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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中小企業診断士
ITコンサル会社勤務