パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は2万7237円

 

前週末比289円安と続落しました右下矢印

 

 

 

米国の金融政策を決める会合で

 

中央銀行にあたるFRBが

 

政策金利の今後の見通しを引き上げたことで

 

景気の悪化が心配されています。

 

 

 

これにより前週末、

 

ダウ平均、ナスダックともに

 

続落していたこともあり

 

東京市場でも多くの業界で

 

株価が下落しています。

 

 

 

ただし、

 

金利が上昇するのでは?

 

との期待から、

 

金融株は上昇しています。

 

 

 

これは、

 

政府と日銀が「2%の物価上昇」などを決めた

 

過去の共同声明を見直すとの報道があり、

 

今の金融緩和政策が見直される可能性

 

出てきたためです。

 

 

 

通常、米国の金利引き上げが予想されるときは

 

相対的に円の価値が下がり、

 

為替はドル高・円安に振れる傾向があるのですが、

 

この報道の影響からか

 

円高圧力が強まっています。

 

 

 

 

 

なぜ秋田県で風力発電なのか?

 

 

昨日に続いて、秋田県の洋上風力発電について

 

現地で説明を受け、

 

現場で見たことなどをまじえながら

 

まとめたいと思います。

 

 

 

そもそも秋田県では

 

国内初の商業洋上風力だけでなく、

 

陸上風力発電が広く浸透しています。

 

 

 

風車の数は青森県に次いで2位

 

その発電量は国内トップです。

 

 

 

画像:日本風力発電協会

 

 

 

 

 

風力発電の設置個所だけ見れば

 

全国の沿岸部に設置されています。

 

 

「緑色の点」が風車の設置個所です。

 

画像:発電所データベース

 

 

 

にも関わらず、

 

秋田県でこれだけ普及し

 

大きな発電量を誇っているのは

 

強い風が安定的に吹く地形

 

理由があるようです。

 

 

 

風力発電の事業化には

 

平均7メートルもの風速が必要とも

 

言われているそうですが、

 

 

 

市街地でも強い風が吹いており、

 

地元の方は慣れているようですが、

 

県外から来る人はその風の強さに

 

びっくりする人が多いそうです。

 

 

 

実際、私が行ったときも吹雪で

 

寒さと風の強さに面をくらったんですが、

 

風の強さは日常的なことのようです。

 

 

 

風車が設置されている沿岸部では

 

より強い風が継続的に吹いています

 

 

 

 

 

 

 

 

秋田県の洋上風力が有力視されている理由

 

 

洋上風力には

 

「浮体式」「着床式」の2つがあります。

 

 

画像:銚子市

 

 

 

「着床式」の方が

 

大型の風車を設置することができ、

 

発電効率を高めることが可能です。

 

 

 

もちろん陸上よりも大型で、

 

その高さは150mにもなります。

 

 

 

洋上と陸上それぞれの風車と、

 

秋田港にある「セリオンタワー」を比較した資料をみると

 

その大きさが際立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

その大きさを実感するために

 

ガンダムに出てくる大型MAビグ・ザム

 

陸上風力を比較している方がいましたが、

 

 

画像:Twitter

 

 

 

 

洋上風力の場合、

 

全高約60mのビグ・ザム

 

2体半の高さになります。

 

 

 

これだけ大きければ

 

発電量をさらに増やすことができます。

 

 

 

 

ただし着床式は

 

支柱を海底に埋め込むため、

 

遠浅の海でないと設置できません。

 

 

 

この条件を満たしているのが秋田県の海岸

 

洋上風力として有望視されている理由です。

 

 

 

 

 

事業化に際する地域の理解

 

 

しかしながら洋上とはいえ、

 

いきなりこれだけ大きな風車を立てるとなると

 

地域の反発もありそうなものです。

 

 

 

現地の方いわく、

 

「小さいときから回っているので、

 風車が増えても違和感がない」

 

とのこと。

 

 

 

学校の授業でも風力発電について

 

学ぶ機会があるそうで、

 

地域の理解が進み、

 

産業として広く認知されているようです。

 

 

 

この素地があったからこそ

 

洋上風力発電も

 

地域で受け入れられやすかったようです。

 

 

 

とはいえ、

 

「着床式」では基礎工事があり

 

建設中の騒音問題があります。

 

 

 

実際、工事中のクレームなども

 

少なからずあったようです。

 

 

 

また風車設置による海流の流れの変化や

 

稼働中の音によって

 

漁業に対する影響も心配されるところです。

 

 

 

これら事業化に際する話については

 

秋田洋上風力発電社の方から聞いたお話をもとに

 

明日、まとめたいと思います。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

ブログの内容などお問い合わせは、メッセージ、もしくは
」までご連絡ください。

IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務