パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 



 

環境対応は3R、5R、18Rへ

 

 

環境対応の3Rといえば

 

Reduce(リデュース)

減らす

 

Reuse(リユース)

繰り返し使う

 

Recycle(リサイクル)

再生資源の利用

 

 

画像:さいたま市

 

 

 

 

2000年の法整備をきっかけに

 

一般化したそうで、

 

たしか学生時代に初めて聞いたと思います。

 

 

 

その後、この3Rに

 

Refuse

ことわる

 

Repair

なおす

 

の2つが加わって、

 

5Rに進化しています。

 

 

 

5つくらいまでであれば

 

まだなんとか覚えていられますが、

 

今は18Rにもなっているそうです。

 

 

 

あるWebサイトによると、

 

⑥ Reform(リフォーム=改良する)

着なくなった洋服などを作り直す。


⑦ Rebuy(リバイ=再購入する)

リサイクルされたものやリユース品を積極的に購入または利用する。


⑧ Return・Returnable (リターン・リターナブル=戻す)

空き瓶や、使わなくなったスマホなどを購入先に返す。


⑨ Refine(リファイン=分別する)

ごみは分別して捨てる。


⑩ Regeneration(リジェネレイション=再生品)

再生品の使用を心がける(再生紙など)。


⑪ Rethink (リシンク=再考する)

自分にとって本当に必要か考える。


⑫ Rental(レンタル=借りる)

カーシェアリングなど、必要なものを所有せずに借りる。


⑬ Right Disposal (ライト・ディスポーザル=正しく捨てる)

ルールに合わせてごみを捨てる。


⑭ Remix(リミックス=再編集)

製品を作るときに再利用できるものと組み合わせる。


⑮ Reconvert to Energy (リコンバート・トゥ・エナジー=エネルギーに再変換する)

ごみ処理の熱をエネルギーにする(温水プール)など。


⑯ Recreate(リクリエイト=楽しむ)

自然を守りながら楽しむ。


⑰ React (リアクト=響き合う)

自然のなかで楽しめるよう行動する。


⑱ Restore(リストア=復元する)

壊れた自然を復元させる活動をする(植樹・植林やごみ拾い)。

 

 

出所:省エネの達人

 

 

 

ただ5Rから細分化しただけのものや

 

解釈みたいなもの、

 

内容がよくわからないもの

 

なんかもあったりしますが

 

 

 

これだけ幅広い対応が表現されていれば

 

環境を意識した行動を促す

 

きっかけのひとつにはなりそうです。

 

 

 

 

 

ユニクロの環境対応「RE.UNIQLOスタジオ」

 

 

先日、衣料大手のユニクロが期間限定で

 

自社の既製服「リペア」「リメイク」する

 

「RE.UNIQLOスタジオ」

 

東京・世田谷の店舗に開設しました。

 

 

 

 

 

 

 

これは英国や米国、シンガポールなどに続く取り組みで

 

すでに購入済みのTシャツやジーンズなど

 

ユニクロ商品を対象に、

 

穴や破れを補修したり

 

新たに刺しゅうを施したり

 

してくれるスタジオです。

 

 

 

画像:ユニクロ

 

 

 

 

 

ユーザーが服に愛着を持ち、

 

長く着続けるための取り組みです。

 

 

 

「あなたのユニクロには、続きがある。」

 

 

 

こんな文章から始まるWebサイトをみると、

 

ユニクロが近所にできた30年ほど前、

 

安いけどカッコ悪く

 

着ていることがバレたくなかったイメージからは

 

とうてい想像もできなかったところまで

 

進化した、と感じさせられます。

 

 

 

 

無視できない環境対応に、顧客との関係強化の可能性を探る

 

 

2050年のカーボンニュートラル大号令のもと、

 

まずは2030年には温室効果ガスの削減目標にむけて

 

企業の環境対応に向けた活動も

 

具体化しはじめています。

 

 

 

EVや再生エネルギーへの対応など

 

大企業だけの取り組みだけでなく、

 

大企業に製品を供給する中小企業を含めて

 

対応する必要があり、

 

その裾野が広がってきました。

 

 

 

たとえばトヨタ自動車は直接取引関係にある

 

1次取引先だけでなく

 

2次取引先以降も脱炭素に取り組めるよう

 

脱炭素のための簡易ツールの提供を

 

始めたりしています。

 

 

 

このように中小企業にも

 

じわりじわりと広がりつつある

 

脱炭素の流れと環境対応は

 

プラスチック資源循環促進法の施行もあって

 

生活のあちこちでも

 

意識せざるを得なくなってきたように思います。

 

 

 

そんな状況下のひとつの心構えとして

 

ユニクロの取り組みは参考になるように思います。

 

 

 

いい商品を作って、買ってもらったらハイ終わり、

 

ではなく、

 

 

 

購買後も利用し続けてもらうことで

 

顧客接点を持ち続け

 

顧客に愛着を生み、

 

根強い固定客になってもらう

 

 

 

ユニクロの場合、

 

これを実現するために

 

「リペア」や「リメイク」

 

といったサービスを提供し始め、

 

これが持続的な取り組みとして成り立つかどうか

 

見極めようとしているようです。

 

 

 

自社ビジネスと顧客と環境対応が

 

固定客の強化につながる道筋があるかどうか。

 

 

 

その関係を探る取り組みは、

 

大企業の後追いでなければ

 

検討できないことでもありません。

 

 

 

環境対応が持続的なビジネスとして

 

成立できるかどうかを考えるのに

 

 

 

ユニクロの取り組みは

 

参考になるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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中小企業診断士
ITコンサル会社勤務